やっぱり美味しい Opus One 教科書に出て来るような2013の味わい

公開日 : 2018年11月18日
最終更新 :
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ロバート・モンダビ(Robert Mondavi)とフランスの五大シャトーの一つ、シャトー・ムートン・ロッシルド(château Mouton Rothschild)との合弁事業でできた『オーパス・ワン (Opus One)』1979年にナパバレー・オークビル(Oakville)オープンした。 

オーパス・ワンとは "交響曲第1番" の意味。 

少し煙の被害が和らいでいるのか、昨日より幾分景色がよく見えるような気がした土曜日訪問してきた。。

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前庭(畑)では枝打ち作業をせっせとこなしている。 華やかなワインの世界にはこうした作業に従事している方達の努力がある。日々の手入れの賜物の "農産物" なんだなぁと思った。 通常収穫が終わったブドウの葉っぱはそのままにして雨や風が吹いて自然と落ちていくだけだけどオーパス・ワンではなかり手をかけ管理している。

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まだ葉っぱがついてる枝にはブドウも付いてるよ。 

オーパスワンになれなかったブドウかなり小粒で見るからに凝縮感たっぷりです。 

大雑把に ワインのアルコール度数≒ブドウの糖度 と思っていいそうだ。 つまりアルコール度数13%のワインを作るためには糖度26%は必要なわけ、日本では、果物売り場で糖度が表示されているので分かりやすいと思うけどいかに甘いか!

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ナパの風景、風光明媚な葡萄畑が一望できるオーパスワンのテラス。

テイスティングのワインを持ってこの景色を眺めながらゆっくり味わうといい。

空気が気になっちゃったけど、ここでのティスティングのマスト(Must)な場所だ。 

清水の舞台から...それでも買うべしオーパスワン?

毎年10月1日オーパスワンは、新しい年代(ビンテージ)をリリース販売する。

その際料金も改訂される(ほとんど毎年上がってる)

2105年 350ドル ティスティング料金一杯50ドル

2013年 390ドル ティスティング料金一杯65ドル

オーバチャー(Orverture) 130ドル ティスティング料金一杯25ドル

ティスティング訪問は前日までに予約が必要で基本6人まで。 もしそれより人数が多い場合は問い合わが必要となるけど、少人数でゆっくりティスティングして欲しいということからきている。 

そーなんです、今回2013年と2015年の2種類ティスティングしてみた。

口にする機会は滅多にないのでケチをつけられるはずもない。 ヘソを曲げてどこか荒探して見ようと思ってもそこまでの味覚嗅覚があるわけでもないし、それよりないより、やっぱり美味しかった♡ 2013年からテイストさせてくれた、何ともスムーズで凝縮感があって華やか、説明してくれた方が一言「これが教科書に出て来るようなオーパス!」"オーパス=この味"と言っても過言ではないほどの近年稀に見る出来栄え だそうだ → 2013年は冬場が雨が少なくて比較的暖かったので生育期間が早く始まってオークビルの畑全体がすごく良かった年だったそうだ。

続いて2015年を飲んでみて"いい若さ"を感じた。 しかし、時間の経過と共に風味が変わっていく様子は長期熟成に十分耐えうる物なのだそうで、今飲んでも美味しいけどちょっと3年くらい寝かせてからがいいかもとのことだった。 会社で言うなら入社4〜5年目の将来有望な若手社員。 

会社のエース級社員(2013年)と2種類堪能した。 超幸せなひと時だった。

決してひけをとらないセカンドブランド『オーバチャー(Overture・序曲の意味)』のティスティングは次回にする事にした。

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しかし、せこく計算してみた

しかし、いくら幸せとは言え、やっぱり1杯65ドルは高い><

二人でシェアしても30ドル以上だ、夕飯一回分と同じくらいだぜ? せこく割り算してみた。

一般的なティスティングは大体2オンス60ml弱)くらいだけど、オーパスのティスティングの量は大体3.5オンス(約104ml)くらいで意外とたっぷり注いでくれる。 ワインのボトルは750ml入りなので1本から7杯くらい取れる。 これを390ドルで割ると一杯あたり56ドル。 グラスワインを頼むとボトルより割高になるのは当たり前だ。 良識範囲なので決して滅茶苦茶高いわけではないのが分かった。 むしろ話の種にこの際飲んどいても良いかなの気分になる。 更に2015年なんて350ドルで7杯取れるのを考えたらかえってオーパスにとってお釣りも出ない出血第奉仕価格ティスティングだ。 

そもそも350ドル・390ドルは、(アタシの)常識範囲以上で高くて買えないので話はここで終わるが、味見だけならシェアして飲んでおいて損はない!  ワイン通憧れナパ、オーパスワンを飲んできたといったら自慢できるのは保証する。 ワインは当たり外れがあると思う方もいるかもしれないけど、オーパス・ワンは、ブレンドワイン(ボルドースタイル)なので年代(ビンテージ)によって一番美味しく飲めるようにブレンド比率を変えている。 つまりいつのビンテージを飲んでも美味い、絶対外さないワインなのだ。

2013年がリリースされた年の値段が確か320ドルだった、今390ドルになっている。 

そしてとりあえず下がる事なく毎年少しずつ値上がりしているのがオーパス・ワン。

https://www.opusonewinery.com

https://jp.opusonewinery.com

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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