【Burning Man 2018】サンフランシコ発ブラックロック砂漠行き

公開日 : 2018年08月27日
最終更新 :
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土曜日も同じように長蛇の列ができていたし、日曜日の朝もそう。 

朝市で賑わうシビックセンターの開拓者記念碑・アジア美術館脇に観光バスが数台待機して、小さな机の前に長い列ができていてチェックイン中。 バスの数からして200人以上いる。

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交通整理をしていたヒッピーの末裔みたいな兄ちゃんに、これな何の列か聴いたら 「バーナー・バス(Burner Bus)」 とニコっと答えてくれた。

バックパックスーツケースを持った人達、着飾った人、仮装した人、普通の格好の人...次々ウーバー(Uber)、リフト(Lfyt)で乗り付けてた。

アメリカの巨大イベント "バーニングマン(Burning Man)"

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ネバダ州リノ(Reno)の更に北部、サンフランシスコから8時間(約350マイル)もバスに揺られタフな日程。 それでも僅か一週間だけの街 ブラックロック・シティー(Black Rock City BRC) を目指す。

『バーニングマン(Burning Man)』て聞いたことある? 

1986年夏至の日

ラリーとジェリーは、サンフランシスコのベーカービーチ(Baker Beach)で身長約2.4mの材木を合わせて作った人形を立てて火を点けた。 一説には、恋人との決別にふんぎりをつける為だったらしいが、ヒッピームーブメントカウンターカルチャー団体の協力もあって毎年行われるようになった。

1990年夏至の日

集まってくる人が数百人規模にまで有名な大きなイベントになって、木の立像(The Man)も12mにまで大きなってきた。 ついに行政側から点火中止勧告を受けてしまった。 ラリーさん達はザ・マンを解体撤収、ベイカービーチを去る。 それから約2ヶ月の夏休み最後のレイバーディ(Labor day weekend)に再集結した有志は、カウンターカルチャー団体のイベント用としてあったプラヤ(Playa・塩類平原)ブラックロック砂漠を目指して移動、ザ・マンを呼び寄せ "マンを解き放す(Release the Man)"(燃やした)イベントを無事済ませた。 以来ここに一週間だけ物資も公共サービスもない街をつくり、バーナーと呼ばれる参加者が共同生活を営むイベントに発展していった。(主催者が用意するのは仮設トイレと食品を冷やす氷) 

そこで何をするかって? 知らない人と知り合い自らBRCの為に何か活動しながら自分を表現するというイベント。 バーナー達は何かをしなければならない、ただの参加(見学)は非礼なこととみなされるらしいっす。 一週間後 "立つ鳥跡を濁さず" 綺麗に片付けて何も無かったかのように日常の生活に戻る。

昨年は約7万人世界中から集まった。 カテゴリーによってはチケット代は1000ドルを超える。   

日本にもあるようで10月の開催

https://www.burningjapan.org

【Burning Man】

場所:Black Rock Desert Black Rock City(BRC)NV

開催日:8月最終日曜日〜9月第一月曜日(レイバーディ)

URL:https://burningman.org

日本のサイト:https://www.burningjapan.org

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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