春休み頃見頃 マリンヘッドランズからの景色であの日を想う
日曜日朝10時
ゴールデンゲートブリッジ北側駐車場(Golden Gate North Parking)から『マリンヘッドランズ(Marin Headlands)』のハイキング開始。
昼からは天気が良くなるそうだ、生憎と言いたいけど霧が晴れていくのもまだ面白いんです。
初めてのコースなので今のところどっちがどっち状態だ。
気温は9℃(体感気温も9℃)霧はあるけど風はないので寒くはなかった。
晴れていたら360度くるりと景色が見えるのよ...
ここが最も見晴らしのいい場所のようだが位置が分からないっす。
ハイキングコースをよく知る方達と歩いたので地図を見る事はなかったのでひたすらついていくだけだったが、トレイルコースとしては初級〜中級だそうだ。
突如現れたユーカリの林もどの場所なのか?
しかし、徐々に霧が晴れ始め同時に日差しも強くなり、ユーカリの香りが充満している中を歩いた。
全員深呼吸〜思い切りマイナスイオン。
晴れ始めてきた。
山(丘?)の向こうになるけど太平洋の方向、霧の後の青空は本当に青い。
埃も落ちたおかげか全ての線が綺麗に見えてきた。
12時半頃
アルタトレイル(Alta Trail)沿いにベンチを見つけ
晴れたら景色も綺麗だろうと休憩とお昼ご飯、
見えているのはエンジェル・アイランド(Angel Island)とイーストベイ方向、見えますか標高1173メmマウント・ディアブロ(Mt Diablo)
ランチの後、さっき見えなかった頂上に再度登る。
国道101号線、ゴールデンゲートブリッジ、スートロタワーやその先の空港手前の丘も見える。
普段はあの道からこの山を見ながら運転している訳だ。
ひょっとしてサンフランシスコ空港から飛び立つ飛行機も見えるかもしれない。
全米屈指の高級住宅地ティブロン(Tiburon)の街が見える。「昔ティブロンの更地を買おうと思ったけどあまりに何もなくてやめたのよ、買っておけば今頃...」 と呟いた人がいた。
太平洋が見える!
奇しくも7年前の3月11日この先に大地震、津波、そして原発事故があった。
思わず目を閉じ黙祷...
復路は快晴。
寒さ対策だけを考えていたので"ツバのある帽子" は持ってこなかった。
おデコが日焼けしてる感じ(日焼け止めは必ず塗ってね)
『ロビン・ウイリアムス・トンネル(Robin Williams Tunnel)』
このトンネルはサウサリートからナパ・ソノマからノースベイ方面に向かう時必ず通るので知っている方も多いでしょ、地元出身の俳優さんだったので命名された。
はっきり見えるのがトレジャーアイランド、薄くチョッぽと見えるのがアルカトラズ島。
刑務所が雲の上に乗っかってるみたい。
道端には可愛いお花が咲き始めていた、名前を知らない草花がほとんど。 マリンカウンティーには絶滅危惧種もあると言うので何気なく咲いている花もそうだったりするかも。 食べられる植物にはゼンマイ(の様なもの)、マイナーレタス、ヨモギの様な草も生えていたし、野生的な菜の花もあった。 勿論採取はいけない。 また "ポイズンオーク(Poison Oak)" もあるので敏感な人はその近くの植物を触ってもかぶれるので十分気をつけよう。 今現在は蕾が沢山あるのでちょうどスプリングブレーク(春休み)の頃が見頃じゃないかと思う。
ぴったり4時間のハイキング終了。
パーキングに戻ってきた。
出発時は皆で怨めしい気持ちで霧の中を歩き、徐々に晴れ渡る動く風景に興奮し、露のついた葉っぱに見惚れ、家から僅か30分足らずでこれほどまでの爽快な景色がある事に感謝感謝。 また太平洋を見た瞬間、遠く故郷日本の将来を案じてしまった。 まだ避難生活を余儀なくされている方もいらっしゃる。 1日も早く元の生活に戻れる様願って止まない。
サンフランシスコに遊びに来てどこかハイキングに行って見たいと言う方、ここは(晴れていれば)眺めは本当に素晴らしのでオススメのハイキングコース。 ただし今回もそうだったけど装備はしっかりして行こう。 覚書として準備した物など書き出します。
ハイキングシューズ&厚手の靴下(途中岩がゴロゴロしている)
水(500ml2本用意した)
スナック、飴、チョコレート(昼食用食料)
ウィンドブレーカー(霧で濡れるので防水効果のあるもの)
帽子(ツバのあるもの)
サングラス(日差しは強い)
風の具合で体感気温がかなり変わるのでセーターを着て行ったが最後はTシャツになった
*途中で脱いでもいいので保温対策はとっておきましょう
**ハイキングに詳しい方は更に準備するものがあると思います
【Marin Headlands】
公園のサイト:https://www.nps.gov/goga/marin-headlands.htm
地図:https://www.nps.gov/goga/planyourvisit/upload/map_MAHE_150429web.pdf
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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