ボジョレー・ヌーボー解禁とナチュラルワイン (Vin Nature)

公開日 : 2017年11月16日
最終更新 :

11月第三木曜日は、"ボジョレー・ヌーボー解禁"

日本のお酒メーカーの努力でいつの頃からワインラバーにとっては一種お祭り的恒例行事となった。今もそうなのか日付が変わる夜中12時に一斉に乾杯して毎年のように「今年は今までで最も素晴らしいできです〜」と必ずコメントで出る。 今年は夏場の気温が高かった為今世紀最高の出来を思わせるような出来栄えのようだ。

ナチュラルワイン

先日、日本からいらし方とワインを飲んでた、フランス・ロワール地方のカベルネフランを飲んだ時こう言った「これはナチュラルワインに近い...」初めて聞いた"ナチュラルワイン"と言う言葉。 「自然派ワイン」フランス語で「Vin Nature」「Vin Natural」と言うらしいです。 ワイン飲むのにえっ知らないの!!とびっくりしていた。 話を続ければオーガニックでもバイオダイナミックでもなく古来からの方法で作られたワインでヨーロッパでもごく限られたワインなのだそうだが、そんなありがたいワインを気軽に飲んでいいのだろうか?と思った。

とただの呑んべいがバレてしまったわけだが、どうしても気になったので行きつけ(でもないが)ワインショップで聞いてみた「Natural Wineありますか?」 品出しの手を止めて選んでくれたのが

イタリア・ロゼスパークリング(RADICE PALTRINIERI $21)

ソノマ・ロシアンリバー(TROUSSEAU GRIS 2016 $30)

vinnature2本 - 1.jpg

「ナチュラルワインは赤ちゃんが泣いたら普通抱っこしたり触るでしょ、でもハンズフリーだから泣いたらそのまま泣き止むまで待つのよ、触んないの」 と赤ちゃんに例えてくれた。 ちなみにスパークリングが少し濁って見えるのはオリのようなものがあるからでそうなっちゃうんだって、勉強になった。

ニューカリフォルニアワイン

ナチュラルワインの次に出てきたのが「ニューカリフォルニアワイン」

これは、2013年に発行された元新聞社のワインライターさんジョン・ボネ(Jon Bonne)氏の「ザニューカリフォニアワイン(The New California Wine)」が発端とも言われてる。

カリフォルニアワインのイメージと言えば、重厚で複雑な味わいのあるワイン。 エレガントなヨーロピンスタイルとは異なった良さがある。 ナパのカルトワインなんか飲んじゃうと凝縮したフルーツの味わいとオーク樽の風味、口に含むと情熱的なアルコールが炎のごとき鼻腔を抜け、そしてカウンターパンチのタンニンでノックアウト! ワインラバーには少なからず経験がおありかと...

そして、カリフォルニアは食の宝庫。 手をかけずとも美味い物はふんだんにある。 素材重視、地産地消 "ファームトゥーテーブル(Farm to Table)" 新世代ワイン生産者諸君はその土地の良さを生かした本来のワインを造りを始めている。 60〜70年代のクラシカルな作り方を学びつつも生産者のポリシーを反映させたスタイルを目指し、新進気鋭のワインメーカーが台頭し始めている。 ロバート・パーカー氏によるパーカー・ポイントを意識したワインではく、土地と個々のスタイルでエレガント(私にとってはスゥ〜と飲みやすい)なワインがニューカリフォニアワイン。 まさに農作物、大地の恵みをいただく感じ。

2000年頃からの新しいワイナリーだけじゃなくて、老舗のワイナリーも含まれてる。 クラシカルなワイナリーがあったからこそ今のスタイルがあるので "カリフォルニアワイン温故知新" なのかも。

ボジョレー・ヌーボー

ボージョレーヌーボー - 1.jpg

解禁日ですよ!こちらも、レジ前に仕入れた分が並んでました。 日本ほど知られていないけど、知ってる人は知っている11月第三木曜日なのよ。 買わずにいられず一本購入。

ヌーボー1本 - 1.jpg

フランスボージョレー地方のガメイ種のブドウでお味見用?に造られた早飲みワイン。 「良いワインは私の人生にとって必需品」とトーマス・ジェファーソの名言が裏に書いてある。(1本$17.50)

【FERRY PLAZA WINE MERCHANT】

住所:One Ferry Bldg, Shop 23

電話番号:1-415-391-9400

営業時間:月11〜20,火10〜20,水〜金10〜21,土8〜20,日10〜19

URL:https://www.fpwm.com

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。