トルコ コーヒーとトルコ人の関係
みなさんご存知でしたか。
世界で1番最初に飲まれたコーヒーは、オスマントルコ帝国時代に飲まれたコーヒーとされています。
つまり、世界中で親しまれているコーヒーのご先祖様は、なんとトルコ コーヒーだったのです。
トルココーヒーは、世界で唯一、コーヒー豆を通常より
更に細かく細かくさらさらの粉上にし、
お砂糖、粉と一緒に、水から沸かして淹れるコーヒーなのです。
トルココーヒーを飲まれた方は、あの独特なコーヒー粉のどろっとした感覚に驚かれた方は多いのではないでしょうか。
普通のフィルターコーヒーと違ってトルココーヒーは、上澄みだけを飲むので、
最後の一滴まで全て飲み干すことは難しいのです。
なので、上澄みだけを飲んだ後カップの中にどろっとした粉が残ります。
その粉の残りは無理やり飲む必要はありません。
トルココーヒーの一回に飲む量は、普通のコーヒーの1/ 3なのに、
香りの高さと口に残るコーヒーのアロマの清々しさは、普通のコーヒーの何倍も感じます。
それもそのはず、トルココーヒー1杯分の豆の数は約60粒とされています。
この量は通常のコーヒーの1杯分と同じ豆の量ですが、薄めるお湯の量が断然少ないため、
その分味が濃縮されるんですね。
トルココーヒーは、飲めば飲むほど味の美味しさにやみつきになります。
家やオフィス、友達、家族、親戚の関係でも、トルコチャイ(紅茶)かトルココーヒーをどちらも飲むかで、
その時の関係を垣間みることができます。
トルココーヒーを提供してくれる関係は、"もっと仲良く親密に"という意味になります。
なのでコーヒーを飲む時はもっと親密に語り合ったり、大事な仕事の話をしようという意味になります。
これだけでも関係が少しわかってしまうのは面白いですよね。
**トルココーヒーにまつわるおもしろ話♩**
トルコにも日本と同じように、結婚を前提におつき合いしているカップルの男性の一家が、
"娘さんをお嫁に下さい"と頼みにくるクズ イステメという習慣があります。
その際、結婚しようと考えている女性は、男性の家族皆にトルココーヒーを作りもてなします。
通常通り、お砂糖をいれてほんのり甘く作りますが、結婚相手の男性だけにはお砂糖の代わりに、
なんと!お塩をいれてコーヒーを差し出します。(!!)
なぜかというと、、、
その塩入りのしょっぱいコーヒーを、相手の男性飲み干せるかどうかで、
実は女性は、"この先の人生で、苦しいとこや不味いことがあっても我慢して一緒に人生を寄り添ってくれるか?"ということを相手の男性に試しているのです。
塩入りのコーヒーは果たしてどんな味がするのでしょうね。。。
**トルココーヒーの粉の活用方法**
トルコではお腹が冷えて少し緩い時、痛い時には、
トルココーヒーの粉だけをティースプーン2杯ほど飲むと、お腹の調子が良くなると言われています。
民間療法ですが、薬を飲むより安心で、手軽で、筆者もよく利用します。
確かに自然とお腹の痛みも消えます。薬を飲むより効果が早いかもしれません。
次回は美味しいトルココーヒーの淹れ方と、
アダパザールでおすすめの100年も営んでいるトルココーヒーの
お店をご紹介したいと思います♩お楽しみに!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。