綺麗に撮れる!フォトジェニックなローマの大きなお帽子、サン・ピエトロ大聖堂 その1

公開日 : 2018年11月18日
最終更新 :

インスタグラム(Instagram)の登場で、近年"インスタ映え"などという言葉が流行っていますが、圧倒的な存在感で誰でも綺麗に撮れるスポットがローマにあります。

それはバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂です!

直径が43メートルもあるこの大聖堂のクーポラ(丸屋根)は、古くからローマの大きなお帽子として知られて来ました。昔、ローマ郊外の野原で家畜の放牧をする羊飼い達が、ローマの方向を確かめる為に目印にしていたというのも納得する大きさで、ローマにいる限りどこからでも見ることが出来るお帽子です。

四季折々様々な表情を見せてくれるクーポラは、一瞬一瞬がそれぞれ個性的なフォトチャンスとなります。どなたでも美しいお写真が撮れると思いますので、是非挑戦してみて下さい!

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↑ ある日の夕方、大聖堂は神秘的な表情を見せてくれました。クーポラの向こうに夕焼けが広がります。

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↑ 今年の夏に撮影しました。

世界一大きな大聖堂、ローマのサン・ピエトロ大聖堂は、中には普通の教会が何個もすっぽりと入ってしまう大きさです。歴代の建設者達は皆、キリスト教世界において最大級の教会を作りたい!そして驚かせたい!という明確な意思をしっかりと持っていました。

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↑ 今度は大聖堂前のサン・ピエトロ広場を出て、少し離れた位置から撮影してみました。ローマ法王や、ルネサンス時代の三大巨匠の一人、ラファエロの絵画の絵葉書などが道端の売店で売られています。

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↑ 8月のこの日はとても暑く、太陽の下にいることが大変でした。大聖堂を、道端にあった移動販売車(屋台風に車を改造してサンドイッチや飲み物などを売る)の日陰からこっそり撮ってみます!

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↑ 夏の午後、ちょうど16時に撮影しました。この季節のローマはまだまだ太陽も高く、21時半頃まで外は明るいです。

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↑ 特別変わったことのない、普通の日のサン・ピエトロ大聖堂です。サン・ピエトロ大聖堂の最初の教会が建立されたのは300年代の前半と、1700年近い長い歴史を持っています。初めて内部に入った時は、こんなに美しく大きな教会があるのかと本当にびっくりしました。

手前に石畳が見えます。以前に下記の記事でもご案内をしたのですが、ローマの観光には運動靴(ウォーキングシューズ)を履くことをおすすめします。石畳はハイヒールなどのかかとの高い靴で歩くと足をくじいたり危ない為、どうしてもかかとのある靴を履きたい人は別に持参して、パーティー会場なりで履き替えるようにした方が懸命です。

ローマの石畳は"サンピエトリーニ"といい、ブロックとブロックの間に砂や石を細かく砕いたものを入れて石畳をつくります。セメントを使わないので石と石が動きやすく、しかしそのおかげで雨水も浸透し地面が呼吸出来るので地球にはやさしい石畳なのですが、施工されてから時間が経つと砂がなくなったりして、ブロックとブロックの間に隙間が出来ているところも多くなります。その隙間にパンプスのかかとが挟まって、かかとがボリっととれる旅行者の方が時々いらっしゃいます。日本ではかわいいコンフォートシューズなどが売られていますので、とにかく履きなれた靴で、自分の足にぴったりあう柔らかい靴が大切です。

参考記事:

2013年11月10日号 石畳のヨーロッパ観光で疲れをためないコツ こちら

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↑ こちらはまた別の日の夕暮れです。このお帽子の頂上からはローマの360度の素晴らしいパノラマが楽しめます。

参考記事:

2014年1月30日号 バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂のクーポラにのぼろう! こちら

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↑ サン・ピエトロ広場と大聖堂をパノラマ写真で撮影してみました。11月に入り、広場の中央にクリスマスツリーを立てる為の準備が始まりました。

参考記事:

2016年11月27日号 バチカン/サン・ピエトロ広場に巨大クリスマスツリー25mが到着しました!! こちら

2017年12月31日号 この季節ならでは!ローマのクリスマスツリーを楽しもう! こちら

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↑ 丸屋根には、青空も良く似合います!

長くなりましたので、残りの半分のお写真は次の記事(その2)に分けたいと思います。霧の中のクーポラなど、珍しい瞬間のものも混ざっています。

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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