公益財団法人日伊協会「日本-バチカン国交樹立75周年:バチカン勧進能とヴィチェンツァ公演」談話会

公開日 : 2017年08月29日
最終更新 :

昨年2016年は、日本とイタリアが国交を結んでから150年となる記念すべき年でした。その為、日本及びイタリア各地で"日伊国交150周年記念"の関連イベントが数多く行われ、もしかすると覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、5月には、ローマのシンボルでもあるコロッセオ(Colosseo)が、日伊国交150周年を記念して美しくライトアップされました。

2016年5月26日号:

【日伊国交150周年記念-光のスペクタクル】 世界遺産コロッセオが日本色に染まる!こちら

そして、今年は日本とバチカン市国(ローマ)の国交樹立75周年の年です。日本及びイタリアで開催される日本とバチカンの友好を記念した催し物は幾つかありますが、例えば、今年6月には、バチカン市国と、北イタリアのヴィチェンツァと言う都市にあるオリンピコ劇場(世界で最も古い部類に入る屋内劇場)で能公演が開催されました。その時の様子を、能楽師の宝生和英氏が、日本の公益財団法人日伊協会さんの談話会形式のイベントで9月2日(土)にお話しされると言う情報をいただきました。

こちらに皆さまにもその内容を共有致します!

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↑ ヴィチェンツァのオリンピコ劇場で舞われた「翁」。

2017年6月23日、24日にバチカン市国の行政区カンチェレリーア宮殿にて、日本とバチカン市国の国交樹立75周年を記念して「バチカン勧進能」が公演されました。

カンチェレリーア宮殿内に特設舞台が作られ、日本の伝統文化が、多くの関係者の前で奉じられました。その能楽公演の様子と、能楽とキリスト文化との関係、そして今回の能楽公演の意義を解説されるそうです。

バチカン勧進能で演じられた演目ですが、能楽最古の演目「翁」と「羽衣」に続いて、復曲能「復活のキリスト」が上演されました。約60年の歳月を経て再演されたこの演目は、上智大学の2代目学長ヘルマン・ホイヴェルス神父と16世宗家宝生九郎氏による作品で、キリスト教文化を広く理解してもらうことを目的として、能「隅田川」の着想を経て、聖書の和訳をそのまま引用するという意欲的な作品だそうです。そのお話に興味を持たれる方も多いだろうとのことでした。

このイベント(談話会)について:

日時: 2017年9月2日(土)  会食:12時45分~13時45分、お話:13時45分~15時

会場: 三笠会館本店(銀座並木通り)5階宴会場

お申込み:こちら 

*談話会とは、銀座三笠会館にてお昼ランチ+講演会のスタイルにて60回以上開催している日伊協会独自のイベントだそうです。

主催者:公益財団法人日伊協会

日本の伝統芸能は、イタリアでは常に多くの方に歓迎され嬉しいですね!!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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