海外旅行でお釣りをごまかされないようにするための、ちょっとした方法!

公開日 : 2014年09月16日
最終更新 :

今日は、海外旅行でお釣りをごまかされないようにするためのひと工夫で、ちょっとした工夫ながら、割と効果のある方法についてお届けしたいと思います。

筆者自身は、やたら桁の多かったリラ時代も、現在のユーロ通貨になっても、今まで一度も釣銭をごまかされたことはありません。

お金のやり取りをする時は、しっかり見ているせいもあるかもしれませんが、特に気をつけた方が良いと思った時には、下記の方法を意識して実行しています。

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お釣りをごまかされないようにするためのひと工夫:

1. イタリア語が話せる人と一緒に行く! 

⇒ できれば、ショッピングには、イタリア語が話せる人について来てもらうと良いと思います。

このイタリア語が話せるというのは、外国語を話せるなら良い(英語など)という意味ではなく、現地の事情に精通している人が効果的だという意味です。

住んでいると、人の行動パターンが読めるようになるもので、何かが起こった時(釣銭を渡してくれない瞬間など)に、相手に対する適切なアクションが起こせるということからです。特に大きな買い物で不安な場合は、アシスタントについて来てもらうと良いでしょう。

2. 小さいお金を出す!

⇒ これはわざとでなくても良くある、お釣りの間違いを出来るだけ回避する為の方法です。

8.5ユーロのものを買う時には、50ユーロ札を出さずに、10ユーロ札を出し、1.5ユーロのお釣りを貰うようにします。

小さいお金で払えば、もしお釣りをごまかされてしまった場合でも、被害を最小限(最小額)に防げます。

3. お札はまとめて渡さずに、1枚ずつ分かるように渡す!

⇒ 日本人に割と多いです。お金を払う時に、お札を束にして渡してしまうと、とても危険です。

というのは、もしお釣りをごまかされてしまった場合、後で "〇〇ユーロ、お釣りが足りないですが!" と訴えたとしても、"いや、あなたは最初から〇〇ユーロしか払わなかった!"と言い切られてしまう可能性があるからです。

対処法については、後述する6番の方法が効果的です。

4. お釣りを予想しておく

⇒ 暗算で、お釣りはいくら位か予め計算しておくと安心です。

イタリア(海外)では、お釣りは引き算式ではなく足し算式で出てきます。

例えば、3.7ユーロのお肉を買う場合ですが、10ユーロ札で払った場合、お店の人は、10-3.7=6.3 だから、お釣りは6.3ユーロだ という計算はしません。

お釣りはまず、0.3セント、続いて、1ユーロコインを1個、そして5ユーロ札が1枚という風に出てきます。(もしくは1ユーロや2ユーロのコインで6ユーロになるように)

足し算式のお釣りの出し方なので、日本の様にささっとは出てきません。大抵の場合、口でブツブツ計算しながら、テーブルの上にゆっくりと出てきます。

5. お釣りが全部揃うまで、気長に待つ 

⇒ お釣りの計算方法は足し算式なので、テーブル(レジ)の上に少しずつ少しずつ出てきます。

この方法だと、厄介なことに、最後に行く程、大きな桁のお金が出てきます。(12ユーロの本を買い、50ユーロを出した場合だと、まず8ユーロ(コイン)、10ユーロ札が1枚、20ユーロ札が1枚という具合に)

良く聞くのは、日本人はこの方法に慣れていないので、途中で全部出切ったと思って、その場を去ってしまうことです。

ただゆっくりなだけなので、辛抱強く待っていましょう。

そして、釣銭が全て出切るまで決して手をつけず、睨んでいましょう。(お金を)

お釣りがあっているか確認できるまで、絶対にその場を離れてはいけません!

6. 出すお金をリピートする!

⇒ お釣りごまかしに効果的なのは、お金を払う時(渡す時)に大きな声でリピートする方法です。いくら払ったか(渡したのか)周りにもわかる位に宣言(?)すると、こわいものなしです。

筆者も大きいお札の時は、"はい、100ユーロ(札)お渡ししますよ。" と大きな声でリピートします。

英語でもかまいません。

この方法は、レジの人がおしゃべりに夢中になって手元が怪しい時(いくら受け取ったのか覚えていなかったら困るので)にも、注意を喚起することが出来るので効果的です。

7. お釣りはいくらね!とリピートする

⇒ 何か一つだけ物を購入する時には、日本人の場合、瞬時に暗算が可能です。

その能力をフルに発揮し、お釣りが出てくる前に店員さんに一言いっておくと未然に防げます。

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↑ チキンとピリ辛ナスのパニーノ。パニノテカ(パニーノ屋さん)でパニーノを作ってもらうのも楽しい体験です。出来たてのパニーノはおいしい!

今回は、イタリアでお釣りをごまかされないようにするための対処法を書きましたが、この対処方法は、海外全般に使用できそうです。

その他には、はったりをかます という方法も効果的です。スリと同じですが、"何となくこの人抜け目がなさそう" という雰囲気を出すと、付け入る隙を与えないように思います。

相手も人間なので、心理作戦を上手に使うと良いと思います。皆さま、楽しいローマ滞在を!

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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