ゴールデンサークルの寄り道に。シークレット・ラグーン
8月といえば夏真っ盛りですが、実はアイスランドでは夏の風物詩である「白夜」が終わりに近づいています。
今まで夜中でもうっすらと明るかったのが、街灯の明かりがうれしいほどの暗闇が訪れるようになりました。そしてあと2週間もすれば、シーズン初のオーロラも見える頃です。
夏を代表する花、ルピナスも種をつけ、少しづつ季節が変わる様子が見て取れます。
さて、ブルーラグーンに代表されるように、アイスランドも温泉大国です。水着を着るのでスタイルは違いますが、地面から湧き出る温泉に浸かりたい!という気持ちはアイスランド人も同じです。
ゴールデンサークルの寄り道にぴったりなストーリー溢れる温泉施設、シークレットラグーンを紹介します。
観光客向けにはシークレット・ラグーンと呼ばれていますが、アイスランド語ではガムラ・ロイイン(Gamla Laugin)、「古いプール」と呼ばれています。その名のとおり、昔は地元の人が泳ぐプールだった場所です。
アイスランドでは温泉に浸かってリラックスするだけでなく、温泉を利用した野外温水プールで泳ぐことも少なくありません。
このシークレット・ラグーンもそんな目的でプールとして建設されましたが、やがて温泉の温度が高温となり泳ぐよりリラックスするのに適した温度となりました。
野外プールは改めて別の場所に建設され、このガムラ・ロイインは温泉として利用されるようになりました。
ほとんど訪れる人もいない場所でしたが、数年前に更衣室などをリニューアルし今ではとても清潔感のある施設となりました。更衣室だけでなく小さなカフェも併設されています。
シークレット・ラグーンは値段こそ他の施設に比べると安いですが、スパ施設ではありませんのでご注意を。また写真のとおり、ひとつの大きなプールがあるだけですので、ゆっくりと過ごしたい人は人の少ないオープン直後などを狙って行くことをお勧めします。
そして元々がプールなので水深は深く、座れるような場所がないため常に立っている状態となります。お湯の温度と周りの季節がきれいなのでリラックスできますが、お子様がいる場合には注意をしてください。足元も一部すべりやすくなっていました。
プールの周りには小さな間欠泉などがあり、遊歩道を歩いて見学ができるようになっています。手の届く距離ですが、湧き出る源泉は高温なので決してさわらないように!
源泉がそのままプールへ流れ込んでいますが、高温なのでこの付近はとっても熱いです。
シークレットラグーンは、ゴールデンサークルツアーの一部として組み込まれていることもあり、レンタカーが無い人でも訪れることができます。そのかわりツアーのバスが来る時間には大人数となってしまうので、レンタカーがあるのであれば、ツアーの来ない時間を狙うのがお勧めです。
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シークレットラグーン (Secret Lagoon)
住所:Hvammsvegur - 845 Flúðir
行き方:レンタカーの場合、30号線を使いフルージル(Fludir)の村を目指します。村を通り抜ける際に、看板が出てくるのでわき道へ。しばらく進むと駐車場があります。ツアーを利用する場合は、例えばゴールデンサークルとシークレットラグーンなどの1日ツアーの申し込みが便利です。公共の交通手段はありませんが、レイキャビクからの送迎のみ(ただしバスは1日一本)というのもあります。
入浴料:2018年夏現在、大人2800クローナ。変更の可能性もあるので、事前にウェブサイトで確認してください。予約は必須ではありませんが、ハイシーズンには事前予約が良いようです。
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