季節別のアクティビティ

公開日 : 2018年03月15日
最終更新 :
筆者 : 尹 久奈

都市観光ではなく、自然の中を歩いたり、周遊したりするアイスランド観光は季節にもちょっと注意する必要があります。

例えば人気のアイスケーブは3月末を目安に終了、オーロラは4月上旬までがシーズンです。反対に、ハイキングで人気の山岳地帯は6月、7月以降がシーズンとなります。

それぞれの季節、どんなアクティビティが楽しめるのでしょうか?

春 

4月から5月くらいですが、日本ほどきっちりとした季節ではありません。雪がないけど寒いのが春です。

オーロラも見えず、かといってキャンプやハイキングが楽しめるほど暖かくもなく、サマーバケーションは始まらない。ということで実はローシズンのアイスランド。観光客は比較的少ない季節です。

火山の火口に降りていくインサイド・ザ・ボルケーノは、5月10日から開始です。オレンジ色の嘴がかわいいパフィンは、5月1日から観察ボートツアーが開始となります。5月は少し夏の様相もあり賑やかですが、4月はまだまだ静かです。

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5月になってようやく出たつくし

6月、7月、8月は夏。アイスランド各地で様々なイベントがあり、一番ツアーの数も多い季節です。冬には閉ざされるハイランドへのツアーもあり、レンタカーでもアイスランド各地を訪れることができます。一番美しい時期でもありますが、一番観光客が多い時期でもあります。

6月、7月は白夜が楽しめ、8月下旬にはシーズン初のオーロラが観察されます。

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9月、10月は紅葉が楽しめる秋。特にお勧めなのがオーロラ観察です。この季節はまだまだ極寒という程ではなく、あまり寒い思いをせずにオーロラを待つことができます。雪が降ることもほとんどないなので、レンタカーでアイスランド一周をするなら秋までに。ただし、パフィンは見れません。

10月後半は夏のツアーが終わりになり、ハイランドへ行くツアーも終了となるので注意しましょう。

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11月から3月までは、いつ雪が降ってもおかしくない冬の季節。日照時間は各月大きく異なります。人気の氷の洞窟・アイスケーブができるのはこの季節です。

アイスランドは比較的温暖な冬ですが、それでも氷点下10度まで下がることもありますので準備は大切です。また野外の観光が続くので、ちょっと我慢すればいいというものでもありません。スキーに行くつもりで準備しましょう。

レイキャビク散策に限って言っても、大きな美術館で2時間過ごす、というようなことはなく歩き回っているはずです。一方で室内は暖かいので、さっと脱ぎ着できるしっかりとした暖かいアウターがあるととても便利です。

近年はアイスランドへの観光客が増加したため、多くのツアーが催行しています。ゴールデンサークルはもちろんのこと、スナイフェルスネス半島や、ミーヴァトン湖エリアでもツアーがあります。インサイド・ザ・ボルケーノやパフィンツアーなどはできませんが、それでも多くのツアーがあり、様々な体験ができます。

シュノーケリングツアーやホエールウォッチング、乗馬ツアーなど、寒いけど楽しめることは多いです。

オーロラも期待できます。ただし夜は寒いうえに風も強いので、しっかりと防寒する必要があります。

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最後に...

アイスランドの観光の仕方はユニークです。都市観光ではないだけでなく、公共交通機関も未発達で、自然を楽しむ観光にはレンタカーを借りるかバスツアーへの参加は欠かせません。少しお金がもったいないような気もしますが、せっかくアイスランドまで来るならいくつかレイキャビク発のバスツアーに参加して、有意義な時間を過ごしてほしいと思います。

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