真っ赤な土の丘、ロイズホゥラル
レイキャビク市のすぐ外側には、ヘイズモルクという自然保護区があります。
ダウンタウンから約30分、多くのレイキャビク市民がハイキングやバーベキューを楽しむ憩いの場。エットリザバトン湖という湖を中心に、広大な保護区ははるかかなたの山まで広がっています。
レイキャビクを出発し、セルフォスの町や南海岸へと続く国道1号線。この道を走り始めるとすぐに左側に現れるのがロイズホゥラルの丘です。
真っ赤な土でできた奇妙な丘は、何千年も前の火山活動によりできた偽クレーターなのだそうです。
地質学的に貴重な場所ですが、その砂や砂利は空港整備のために持ち出されたこともありました。
写真ではよく見えないかもしれませんが、その土の色は鮮やかな赤褐色。降り積もった雪とのコントラスト、夏の緑の苔とのコントラスト、どちらも面白い場所です。
ヘイズモルクの保護区は広大ですが、ロイズホゥラルは国道1号線のすぐ脇にあるのでレンタカーで立ち寄るのも簡単です。ヘイズモルクの看板(小さい)があるので、そこを右折、すぐに駐車場が見えます。
ロイズホゥラルの丘を間を移動する乗馬ツアーのグループにも出会えるかもしれません。
ロイズホゥラルの丘からさらに奥に進むとエットリザバトン湖が現れます。冬は雪で境目がよくわかりません。かなり大きな湖で、対岸には新興住宅地があります。アイスランドの首都圏エリアも拡大をしているんです。ですが、こちら側は保護区なので開発はできません。
この周辺は特別な観光スポットはありませんが、市民の憩いの場として様々な活動の場を提供しています。夏にはハイキングを楽しむ人も多いですが、冬にはクロスカントリー・スキーを楽しむ人も。もちろんスキー板もシューズも自前です!
レイキャビク郊外の山、ブラゥフィヨットルにはスキー場がありますが、実は積雪量がそれほど多くなく、天気が荒れることがあるため営業日も限られています。
雪があればできるクロスカントリーというのは、そんなレイキャビクで結構人気なウィンタースポーツなのかもしれませんね。
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