夏がついにやってきました!
北緯64度に位置するアイスランド。
メキシコから来る暖かな海流と、北極から吹き付ける冷たい風がせめぎあう国です。夏でも気温は15℃前後と、日本と比較するとかなり「寒い」夏です。
アイスランドの「暑くない夏」は花の開花や、木々の緑で視覚的に楽しむことがほとんど。気温が低いので服装もほかの時期とはあまり変わりません。分厚いコートがフリースセーターに代わるくらいでしょうか。
そんなアイスランドの夏を写真でご紹介します。
まずは、チョルトニン湖にある桜。開花は5月中旬で、小さい木ながらたくさんの花をつけています。こんな北の国でも頑張ってるんだと、応援したくなってしまいます。レイキャヴィークにいると、ようやく暖かさを感じる季節が来たのだ、と感じますね。
こちらは「ブルーベリー」の花。アイスランドの夏の終わりには、ブルーベリー狩りが人気で、家族連れで近所の野山にブルーベリーを採りに行きます。日本で見かける木ではなく、アイスランドのベリーは地面を這うように生育しています。
タンポポのような濃い黄色で、小さなかわいらしい花はソゥレイ。女の子の名前としても使われたり、アイスランドを代表する花です。小ぶりですが群生すると丘一面が鮮やかな黄色になります。
ルピナスは輸入された花ですが、繁殖力が強く、今ではすっかりアイスランドの夏を彩る季節の花となりました。濃い青紫の大ぶりの花の群生は、遠くから見ると青い絨毯のようです。6月から7月にかけての短い間のみですが、まさしく夏の到来を告げる花と言えます。
また、5月の中旬を過ぎると森も急に緑になります。
今年は雪が遅くまで続き、4月後半まで雪が舞うことがありました。冬が長い分、緑あふれる夏というのは嬉しいものです!
アイスランドの天気は変わりやすく、20℃近い汗ばむ日もあれば、10℃まで下がり風の強い日や雨の日もあります。また一日のなかでも大きく天気が変わることも。下の写真は良いお天気に見えますが、風はとっても冷たくてコートを着ていても寒いくらい。写真を撮っているうちに手がかじかんでしまうほどでした。
そして、アイスランドの夏といえば白夜。夏至の前後数週間は、真夜中でも太陽が沈まず24時間明るい期間が続きます。夜になっても明るいので、時計がないと何時だかわからなくなってしまいます。
日本とは随分雰囲気の違う、アイスランドの夏。旅行にもピッタリのシーズです。ぜひ一度は来てみてくださいね!
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