アイスランドの飲酒事情
日本って、便利です! どこのスーパーでもお酒が買えて、ビールが切れればコンビニへ買いに行くこともできるし、仕事の後にご飯の美味しい飲み屋さんに行くのも楽しい。美味しいお酒を出すお店もあれば、安く飲めるお店もあって、いろいろなお酒の楽しみ方があります。
アイスランドはちょっと違います。
特にお酒好きの方、いろいろなお酒を味わってみたいという人は、アイスランドではちょっと注意が必要です。
①お酒はどこでも買えるわけではない
アイスランドではお酒は政府専売制となっており、ヴィンブージン(Vinbudin)と呼ばれる酒屋さんでのみお酒を購入する必要があります。ビンブージンは夜6時、7時には閉店してしまうため、計画的に足を運ぶ必要があります。日曜日は休業日です。また場所もダウンタウンには1カ所しかありません。
もちろん、バーやレストランではお酒を購入できますが、お持ち帰り用にはできません。
スーパーマーケットで見られるビールは2.5%未満の低アルコールビールです。
営業時間 Mon. - Thu.: 11-18
Fri.: 11-19
Sat.: 11-18
場所 Austurstrati 10a, 101 Reykjavik
メインストリート、ランズバンキン銀行やカフェ・パリスそば。
ホームページ http://www.vinbudin.is/english/Heim.aspx
②お酒は高い
アイスランドには大衆食堂や安い飲み屋といったお店がありません。レイキャビクのレストランやバーではアルコール飲料は日本の数倍の値段で販売されています。ビールは一杯1000クローナ以上です。カクテルは2000クローナ以上することも珍しくありません。
ヴィンブージンで購入しても、ボトルビール300クローナ以上です。安売りされることもありません。
ケプラビーク空港にある免税店だとかなり安く買えますが、それでも日本人にとっては高く感じるかもしれません。
お酒は高いですが品ぞろえはどこも気合が入っています。下の写真はHlemmur Squareのバーにて。
③アイスランド産のお酒と輸入のお酒
アイスランドでは他の食料品にも言えることですがヨーロッパやアメリカから輸入される品物が非常に多く、普通にスーパーの棚に並んでいます。アイスランドに来たからには、アイスランドのものが食べたい、飲みたい、ということであれば、生産地のラベルをよく見てみましょう。
特にビールは、地ビールの生産が近年盛んで、様々な産地の銘柄があり、各工場が数種類のビールを発売しています。レストランやバーではアイスランド産のビールを数多く取り扱っているのでお店の人に、オススメを聞いてみるのもいいでしょう。カクテルもアイスランド産のリキュールを使っているメニューもたくさん考案されています。
アイスランドのお料理と、アイスランドのお酒、あわせて楽しんでみてください。
レイキャビクで美味しいビールが飲めるのはこちら
④ブレンニヴィン(Brennivin)
これはアイスランドの伝統的なお酒です。40度近いアルコール度数できついです。ショットグラスに注ぎ、ぐいっと飲むのですが、アイスランドの変わった料理で有名なサメの発酵食品と一緒にいただきます。匂いのきついサメを、ブレンニヴィンでお腹に流し込むのだそうです。そんなことまでして食べたくない~!と思ってしまいますよね。
⑤飲酒運転はもちろん禁止
飲酒運転はもちろん違法です。ホテルから離れたバーやレストランでお酒を飲む場合はタクシーを頼みましょう。
⑥ビールだからと言って飲み過ぎに注意
ビールにも様々な種類がありますが、中には10%近い、かなり強めのビールもあります。もちろんボトルに小さく書いてあるだけなので、ビール一杯だから大丈夫、と思わず飲み過ぎには注意しましょう。
⑦チップは不要
アイスランドはもともとチップの文化はありません。ここ最近、チップ文化のあるアメリカ人観光客が増えたためか、Tipと書いてある箱や貯金箱がバーカウンターに置かれているのを目にします。ですが決して伝統でもなければ文化でもないので、あえてお金を入れる必要はありません。それよりも、良いサービスに対しては、タック!(Takk!)と言って感謝の気持ちを伝えてください。アイスランド語でありがとうはタック!簡単でしょう?
美味しいアイスランドの水で作られたお酒、ぜひ楽しんでみてくださいね!
3月1日はビールの日も読んでみると面白いですよ!
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