高山病とコカ茶・アルパカも登場 ペルー勝手にランキング7位から4位

公開日 : 2014年02月15日
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ペルーはどこにいても「旅してる」感が存分に味わえる国。マチュピチュ以外のペルーのあれこれについて、個人的な嗜好による順位をつけてご紹介中です。

第7位 高山病予防のコカ茶

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あのコカインの原料になる葉っぱ。高山病予防や高山病症状の緩和効果があるそうです。ペルーでは日常的なお茶として飲まれていて、ホテルのロビーや朝食会場に用意されています。7、8枚の葉をカップに入れて熱いお湯を注ぎ、少し待つだけ。ほのかに甘味を感じる飲みやすいお茶で、子供達も好きでした。ティーバックもあります。

それで結局、高山病にはならなかったのかというと、大雑把にいえば大丈夫でした。

標高が高いのはマチュピチュよりもその玄関口となるクスコ。マチュピチュの標高は約2400メートルに対し、クスコの町は約3400メートル。クスコで見学した遺跡には3800メートル以上あるところもありました。

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高山病は「気の持ちよう」ともいいますが、先にペルーを旅行した友人の話を聞くとかなりの確率で高山病にかかっているとのこと。一歩一歩高度を上げる登山とは違って、リマからクスコへの移動は海抜0メートル付近から飛行機で富士山の頂上へ行ってしまうような移動になります。私と夫は高山病予防薬をクスコ滞在に合わせて飲みました。うちの場合はどちらかでも旅行中に体調を崩すと、3人の子供を抱えて路頭に迷うことになりますし。

子供用の高山病予防薬はないので、子供達は早めに寝かしつけ、水分をこまめに取らせるようにしていました。それでもリマからクスコに飛行機移動した日は、吐き気を訴える子も。その日は予定より早めに宿泊するオリャンタイタンボの町(標高約2600メートル)へ移動ました。下ってしまえば、すっかり回復です。

第6位 オリャンタイタンボの町

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マチュピチュに入る前日に宿泊したオリャンタイタンボは、のどかで小さな町。インカ帝国の砦であった遺跡も残ります。東南アジアか?!というモトバイク(3輪タクシー)が走っていて、すっかり気に入りました。偶然2回同じモトバイクに乗りましたが、5人家族を詰め込んで重そうながらも笑顔で走ってくれたお兄ちゃんが忘れられません。

第5位 アルパカとリャマ

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どちらがアルパカでしょうーか? 

1枚目の写真がアルパカ、2枚目の写真がリャマ。首が長くすらっとしている方がリャマです。クスコ周辺の遺跡ではアルパカを、マチュピチュではリャマによく出会いました。放牧されている彼らはかなり自由に遺跡内を闊歩しているのです。

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さらに、オリャンタイタンボで宿泊したホテルではアルパカが飼われていたので、間近で見放題。山々に囲まれ、広い敷地に宿泊棟が点在するホテル(Hotel Pakaritampu)です。「こんなに素晴らしい庭は見たことがないわ!」と同じ日に宿泊していたドイツ人のご婦人が絶賛していましたが、季節の花が彩りを添える本当に素敵なナチュラルガーデン。宿泊者達は庭の散歩で和みあっていました。

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「アルパカかわいーね」などと話しつつホテルを出て、その後入ったレストランでアルパカステーキを発見。食べてしまいました。やわらかくて旨味のあるおいしいお肉でしたよ。

第4位 マチュピチュまでの列車

マチュピチュには空港もありませんし、他の町からつながる車道もないので、列車で入ることになります。

クスコ近郊のポロイ駅からマチュピチュ村駅までは約2時間10分。途中停車するのは中間地点のオリャンタイタンボ駅だけです。我が家の場合は、行きはオリャンタイタンボ駅からマチュピチュ村駅まで、帰りはマチュピチュ村からポロイ駅まで乗車しました。

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マチュピチュ行きの列車を運行するペルーレイル社には豪華さが異なる3種類の列車があります。観光客に一般的なのは真ん中のクラスのビスタドーム。車両の上部がガラス張りになっていて、急峻な山と山の間を走り抜ける車窓も爽快です。

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マチュピチュへ向かう行きの列車はコーヒーを飲みながらのんびり。うたたねする人の姿も見られました。

しかし「ひと眠りしておこう」と思っていた帰りの列車では、全く寝かせてもらえませんでした!軽食とドリンクの配膳のあとは、ダンスありファッションショーあり、ピスコサワー(ペルーの代表的なカクテル)の実演販売あり。1車両ごと、3人の乗務員がつくようですが、その3人のチームワークと早着替えがスゴかったです。

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マチュピチュ村駅を午後3時前に乗車し、途中駅のオリャンタイタンボ駅に停車したのが4時半頃。窓の外にはお土産売りのおばちゃんが歩いています。クスコ近郊の終点ポロイ駅に着いたのは6時をまわっていました。

次回はいよいよ、第3位から第1位の発表です!

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