民族衣装のお店を覗いてみました

公開日 : 2019年01月01日
最終更新 :

特派員ブログを書かせていただくようになって、既に1年半が立ちました。

2019年、今年もどうぞよろしくお願い致します。

今年は、もっと読者の立場に、旅行者の立場にたったブログを!と思っています。

その第一弾は、民族衣装のお店!

レーゲンスブルクの旧市街内には、3つの民族衣装のお店があります。大聖堂の近くと旧市庁舎の向かいにもあるのですが、今回は、ドナウにかかる石橋から一番近いお店に行って見ました。

IMG_4726.jpg

ここは、多分3軒のうちで一番小さなお店で、正直ちょっと入りにくい感じもあるのですが、いいものがあれば買いたいな、という気持ちがあったので、堂々とお店に入りました。

店員さんは、すごく親切でした。

欲しいものは何かな、必要なものは何かな、という程度であった私は、とりあえず「ヤンカー」と呼ばれるバイエルンのジャケットかな、それともディアンドルと言われる女性が着る民族衣装に合う靴かな、他にも何かいいものがあるかな、くらいの気持ちで店内に足を運びました。

「いらっしゃい。適当にご覧になりますか?」

と店員さんが声をかけてくれたので、

「ヤンカーに興味があるのですが、私のサイズはどこをみればいいでしょうか。」

と聞くと、なんと、店内のあっちにもこっちにも分散しているんです。

これなら一人で勝手に見るのには効率が悪いな、と思ったのですが、私の希望、どんな状況でそれを着たいかを説明すると、色々なものを見せてくれました。

ディアンドルの上に羽織るには短いヤンカーを着るのだそうです(私は、今回それを初めて知りました)が、中ぐらいの長さと、長めのものを中心に見せてもらいました。ちょっとしたお出かけにも着たいし、ディアンドルに羽織るためのかぎ針編みのカーディガンを持っているので。

ご参考までに、バイエルン州の民族衣装をご存知のない方、こちらをご覧ください。

IMG_2684_toy.jpg

さて、私が欲しいヤンカーは、色としては黒に近いグレーが第一希望。

着る状況は、ガイドの仕事か教会音楽でトランペットを吹く時、というものなので、あまり高価なものでなく、せいぜい300ユーロちょっとと希望を言うと、あれもこれもと出してきてくれました。

下にジーンズか、黒いお出かけ用のズボンを履く想定で、白いブラウスを着るなら、スカーフをしたらいいのかしら?と話しかけると、素敵なバイエルン風のシルクのスカーフをいくつか見せてくれました。

IMG_4728.jpg

結局私が買ったのは、ヤンカーではなく、ゲーロックと呼ばれる(日本語ではフロックコート)もので、立襟のシンプルで細身のシルエット。ハプスブルクというメーカーの高級品であれば、8万円くらい平気でするものですが、私は他のメーカーで、しかも、多分売れ残りの一品(小柄な日本人だから良かったのですが)であったため、お買い得で3万円程度の品に出会えました。ずっと憧れていたので良かった。それに合わせてスカーフ(4千円程度)も買いました。

私の場合、バイエルン風の洋服を着るチャンスもほどほどあり、しかも普段から興味を持っているので、こんなものが欲しい、と言うイメージがあるから買い物がしやすかったと思います。もし、興味があるけど不安だわ、という方がいらっしゃったら、是非私にメールをください。時間さえ合えば、お買い物のお手伝いさせていただきますよ。(私にお店から仲介料が入るわけではありません。勿論他のお店にも喜んで同行させていただきます。)

お勘定の後、日本の旅行者のためにこのお店を紹介したいのですが、と店員さんに話しかけてみました。

ネクタイでもバイエルンっぽい柄のものがあり、これなら旅行者にも買いやすいかな、と思いました。もちろん、女性ならスカーフや靴も素敵です。ネクタイなら5000円から1万円くらいの予算で大丈夫そうです。スカーフなら、3〜4千円。普段使いでもさりげないので、オススメ。

私の前には、英語を話すお客さんが何か買い求めていたようです。

店員さんは、特別おしゃれな感じではなかったけれど、気さくで、安心してお話ができる感じでした。

ホームページは、まだ工事中のようですので、PDFの名刺のようなものをこちらにご紹介させていただきます。

日本でも各地でオクトーバーフェストがあるので、日本に住む方でもディアンドルにご関心ある方もいらっしゃると思います。オクトーバーフェストを始め、市民祭の時期は、あちこちのショッピングセンターや普通の洋服を扱うお店も、ディアンドルを一次的に売っています。または、市民祭そのものに、民族衣装を扱うお店が登場します。安く購入したい方はそれらのお店の方が良いでしょうが、良いものを買いたい方は、絶対に専門店がオススメです。高級なものと安価なものは、布やボタンの素材が全く違い、すぐに分かります。

IMG_4892.jpg
IMG_4894.jpg

ご参考までに、市民祭についてはこちらをどうぞ。

シュトラウビングのゴイボーデンフェスト(ミュンヘンのオクトーバーフェストに次ぐ、バイエルン州で二番目に大きい市民祭)2017年8月の記事 / 2018年8月の記事

レーゲンスブルクの市民祭、秋のドゥルト 2017年8月の記事

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。