クナイティンガー醸造所のボック・ビールを祝う行進
今日は、毎年10月の最初の木曜日に行われるイベントの紹介です。
もし、この日にレーゲンスブルクに居るのであれば、是非見ていただきたいイベント。
まず、ボック・ビールについてからのお話から始めましょう。
ボック・ビールというのは、アルコール度の高いビールで、普通はアルコールが6.5%以上です。
元々は、四旬節、つまり復活祭前の40日間、断食(一日一度だけ十分な食事を取ることができた)の期間中に、カロリーが高いボック・ビールが飲まれていました。中世は、濾過されていなかったために、今よりも更に満腹感をもたらしていたようです。バイエルン州では、16世紀から製造されていました。
レーゲンスブルクに3つの醸造所がありますが、そのうちの一つ、クナイティンガー醸造所は、毎年10月の最初の木曜日に、秋に出回るボック・ビールの最初を祝うイベントを行います。
クナイティンガーは、1530年に醸造を開始したとされており、一番力を入れている、または一番知られているのが、実は、クナイティンガー・ボックです。アルコール度数は6.8%。醸造所そのものにご関心のある方、春先から秋にかけては、人さえ集まれば、土曜日に工場見学をしてくれます。(こちらは、改めて、レポートします。)
さて、イベントの話に戻りましょう。
行進は、音楽隊と民族衣装を着た人達、そして、ヤギが馬車を引き、昔ビールのたるを運ぶために使われていたがっちりした馬が馬車を引いていきます。
まず、9時に醸造所の前を出発し、アーノルフス広場からノイプファー広場、大聖堂の前を通り、旧市庁舎の方まで回ります。
下の写真は、醸造所前で出番を待つ馬たちです。
行進の先頭は、音楽隊です。おなじみのバイエルンのマーチの演奏です。
その後ろを人々が歩きます。醸造所の関係の人でしょうか。(御免なさい、調べ切れていません)
それに続いて、馬車です。
馬車の後ろは、ドイツ語表現で、「馬の林檎」と言われる、落し物があります。はい、馬が歩くとよく落ちているもので、誰も踏みたくない、あの茶色な物体です。
観光客は、この行進を喜びますが、実はゆっくり歩くために、バスや、搬送車、一般の車など、その後をダラダラついていく形で、かなりの混雑となります。
そして、旧市庁舎前で一旦脚を止め、少し挨拶のようなものがあったようです。(残念ながら、私は見逃してしまいました。)夕方、醸造所であるイベントで、多分17時から、市長がボック・ビールの樽を開ける式典があるので、そんな話だったりするのでは、と思うのですが。
さて、先に進みましょう、と、また体制を取り直して更新がスタート。
ということで、実は今回のレポート、ご紹介は、ちょっと断片的で、大切な部分も抜けていたりするのですが、出来るだけ来年、補う形でご報告させて頂きたいと思います。それまで、お楽しみに!
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