ドイツ人のクリスマスの過ごし方

公開日 : 2017年12月25日
最終更新 :

クリスマスは、24日の午後からお店などは休みです。

25日が第一クリスマス、26日が第二クリスマスという祝日。

もちろん学校も休みですので、この時期はスキー旅行に行くか、親戚を訪ねて泊まりがけで出かけない限りは、大概の人は家で家族、親戚と一緒に過ごします。

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我が家の場合は、主人の兄弟も、義母も近くに住んでいるので、毎年家族が揃います。ここ数年は、義兄夫婦はオーストラリアに住んでいますが、毎年この時期には戻って来ます。

いつものように、長男の自宅に集まり、最初は食前酒で乾杯。大人達は、クリスマスツリーの下に用意したプレゼントを並べます。子供達は、プレゼントが誰のためのものか、盗み見しようとしては、注意を受ける、そんな光景が毎年繰り返されます。

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まずは、食事から。家庭によって異なるようですが、基本は、あまり時間をかけなくても食べられるもの。私たちの場合は、まず前菜。今年は、スモークサーモンにサワークリームのソースをつけて食べるものにフランスパンが添えられていました。メインは、マッシュポテトのオーブン焼きと、ブロッコリー、お肉(スライスしたものを濃い目の味付けでしっかり煮込んだもの)という感じが多いです。勿論デザートもありますが、それは、プレゼントを見た後で。

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メニューのポイントは、とにかく、プレゼントを待ちきれない子供達のために早く食べ終われるもの、ということのようです。

家族によっては、クリスマスに関わるお話の朗読や、子供達がクリスマスソングを演奏したりする場合もあります。

クライマックスは、家主がベルを鳴らすことから始まります。そのベルを合図に、プレゼントを開けることが出来るのです。

子供達は、自分たちでプレゼントを探し、大人同士は、贈り主がクリスマスツリーの下からプレゼントを本人に届ける感じでしょうか。

このプレゼントを見るだけでも、1時間も2時間もかかります。私も大学生時代に、ドイツのクリスマスを一度体験したことがありますが、これは、カルチャーショックでした。たくさんのラッピングペーパーが破り捨てられ、必要以上のプレゼントが贈られる。

良いことなのか悪いことなのかわかりませんが、子供達は、おかまいなしです。クリスマス前には、クリスキント(プレゼントをくれる、サンタクロースのようなもの)に欲しいものを手紙に書いて、それがもらえるのを楽しみに待っています。

金額の目安は、五千円から2万円くらいまででしょうか。

我が子は、13歳になったばかりの長女が、口に含めるとシュワシュワとするおやつを希望したので(これは、特別変な望みですが)、二年くらいかからないと食べきれないくらいのおやつをもらって困っていました。

長男は、十歳。ちょうど自転車を買い換える時期だったので、6万円もする自転車をもらいました。

8歳の次男は、レゴ・テクニックのスペシャリスト。彼は、特殊なモーターを希望し、獲得。他にも、ボードゲーム。

それぞれの子供は、親戚からもたくさん商品券、現金、アクセサリー、ナイフなどの小物などをもらっていました。

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年頃の姪っ子達は、母方の親戚や知人から届けられたプレゼントもあるので、もっと豪華です。自分たちがもらったプレゼントに加え、他の人がもらったプレゼントも楽しめるので、こうやって時間が過ぎて行くのです。

24日の夜は、教会に行きます。(私達は、クリスチャンではないので、今年は例外で行きましたが、普通は行きません。)

25日の朝、私は近所の教会のミサに、トランペットを吹きに行って来ましたが、家族みんなは夕方まで特別予定はなし。夕食は、また親戚一同集まって食べる予定です。26日は我が家で昼食を、親戚を呼んで食べる予定。とにかく、このクリスマス時期は、親戚が頻繁に集まる、そんな時期なのです。

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