シュタットアムホーフのバスターミナル

公開日 : 2017年10月17日
最終更新 :

今日は、どちらかというと添乗員さん向けの記事になりそうです。

いやあ、添乗員付きのツアーに参加される団体旅行客の方にも、事前勉強にいいのかもしれません。

大概の団体旅行客は、レーゲンスブルクの北の端にある、シュタットアムホーフのバスターミナルでバスを降り、歩いて石橋を渡り、旧市街に向かいます。今日は、その入り口となるバスターミナル周辺の紹介です。

IMG_3093.JPG

目印となるのは、この蒸気機関車。運河沿いにある道路、バスが6台ほど一時停車できるスペースがあり、機関車の奥に無料のお手洗いがあります。そのほぼ向かいに伸びる道をまっすぐ行くと、旧市街に出てきます。

一体この機関車は何者でしょう?

「ヴァルハラ・バーン」と呼ばれるこの蒸気機関車は、1889年から1968年まで、ここシュタットアムホーフから、東に向かって23,48kmに渡って運行していたものです。ここから10kmほど離れたところにある、ヴァルハラ神殿を目掛け、その後もずっとヴォアード(Woerd an der Donau)まで伸びる路線がありました。ここにあるこの機関車は、1908年に製造され、1960年まで運行していたもので、技術的重要文化財に指定されているものです。最高速度が、時速25km、後の時代には35km。100馬力。

ルートヴィッヒ1世が造らせたヴァルハラ神殿は、当初そこに行くための交通手段が乏しく、訪問客が非常に少なかったのだそうですが、このヴァルハラ・バーンに救われたようです。

この蒸気機関車はスピードが出ないので、乗客が途中で降りてはキノコを採取し、また機関車に乗り込んだ、とも言われています。

この機関車の向かいは、こんな感じです。

IMG_3085.JPG

ここを入って行くと旧市街にたどり着きます。もしあなたが、初めてこの街にいらっしゃる添乗員さんで、運悪く現地ガイドなしでこの街にたどり着いたのなら、こちらに向かってください。

ちなみに、バスターミナルには、お花が飾られています。今年はベゴニアとゼラニウム。

IMG_3088.JPG
IMG_3089.JPG

バスが西からここに入ってくるか、東からここに入ってくるか、またはシュタットアムホーフのメインストリート(まさに、これから歩いて行く方向から)から来るかは、その時によって異なりますが、遠目に見ると、こんな感じです。(西側から見たところです)

IMG_3087.JPG

おまけに大聖堂の写真を一枚。黄金に輝く大聖堂。撮影時間は、18時頃。10月いっぱいは、大聖堂の内部見学は、18時までです。

IMG_3097.JPG

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。