建国4年目の新しい国モンテネグロ
モンテネグロ特派員、第一回目は首都、ポドゴリツァについて説明します。
オーケストラの同僚が
"モンテネグロという国は3年前にセルビアから独立したんだけど、
ポドゴリツァにあるシンフォニックオーケストラもそのとき新しく設立されたんだよね"
と言ったのが私の「ポドゴリツァ」という名前の初めての出会い。
"えっ・・・もう一回言って"
と言ったのを良く覚えています。
実際、私もポドゴリツァと言えるようになったのは実は最近なのです。
さて、このポドゴリツァ、Podgoricaと書きます。
Pod Gorica、Podが下、Goricaが丘という意味なのです。
文字どおり、ポドゴリツァは丘の下に広がっているのだけれど。
このポドゴリツァ、11世紀以前にはBiziminiumと呼ばれ、中世においてはRibnicaと呼ばれていました。
1346年からポドゴリツァという名前になったのだけれど、
またまた、コミュニズムの時代にはかのチトーの名前をとってチトーグラードと呼ばれていました(1946年から1992年)。
しかし、チトー政権が終わった後はまた民族主義が復活し、
セルビアモンテネグロにおいてはポドゴリツァと名前を変え今に至っております。
今は、モンテネグロの首都、ポドゴリツァ。
しかし、この変動する歴史のなかで何回も名前を変えないといけなかったポドゴリツァ、
この名前一つとってみても、バルカンの国々の歴史がいかに複雑きまわりないか推測していただけるとおもいます。
日本人にはあまりなじみのない旧ユーゴスラビアですが、掘れば掘るほど面白い。
私の興味を通じてどんどん紹介していきますね。
ショッピング面では0%の国だけれど。
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