花の女王バラはブルガリアの特権!?我らの薔薇と野生の花々

公開日 : 2014年06月04日
最終更新 :

ブルガリアの花といえばバラです。特に今の時期カザンラク(Казанлък)で行われているバラ祭りは見ものです。

ローズ・フェスティバルのHP(英語)

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バラの中でもダマスクローズと呼ばれる種類は、花弁から精油を抽出した「ローズオイル」や蒸留して得られる液体「ローズウォーター」が取れます。

ブルガリアン・ローズのコスメティック専門店バルガルスカ・ロザ(Българска роза)はピンクの外装でピンク一色の店内に Rose of bulgaria(ローズ・オブ・ブルガリア) シリーズのローズオイルやローズウォーター配合のスキンケア商品がたくさんそろえてあります。

バルガルスカ・ロザ[ブルガリアン・ローズ コスメティック]

HP : http://www.bulgarianrose.bg/index.php?p=products(英語、ブルガリア語)

住所 : 15 Danail Popov str, Pleven 5800, Bulgaria

5月のお題の記事でブルガリアは喫煙率が高いと言及しましたが、HP内のProductsの項目 Tobacco saucesを読むと、このブランドは「タバコの味·風味品質の向上を目的とし、煙の味を改善するための様々な植物や果物からの抽出物の形の物質を甘味添加する。」とタバコ産業にも力を入れています。

ブルガリアのお土産やプレゼントの定番なので、私もいくつかローズ・オイルやローズウォーターを持っている上、自分用に顔用ナイトクリームを買いました。しかしこのHPの値段は割高でナイトクリームは7.40 €(約1000円)と表記されています。私が直営店ではない別の店で買ったものは5レヴァほど(約357円)でそれでも高級品に見えました。

2005年の愛知万博・愛地球博のブルガリア館も建物全部がピンクで、全面にピンクのバラが描かれていました。

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ダマスクローズはピンク色のかなり小さく、花びらも小さくか弱いので、観賞用を思い浮かべると想像とは違いますが、匂いを確かめると極上のバラの香りを楽しめます。

ブルガリアの有名な歌にもバラは登場します。これを皆が歌っている間、自分だけ歌えないと蚊帳の外の気分というくらい人気のある歌です。

パシャ・フリストヴァ エドナ・バルガルスカ・ロザ[一輪のブルガリアのバラ(1970 )]

(Паша Христова - Една българска роза)

さてバラに関することは、ブルガリアン・ローズのプロのソフィア特派員さんに期待して、他にも見られるきれいな花々を紹介します。

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まずプレヴェンを歩いていて見つけた花々からです。市役所の隣にはたくさんのバラがそろった花壇があります。

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プレヴェンで最も栄えてる歩行者通り、ヴァシル・レフスキ通り(ул. Васил Левски)を歩くと、遠くから見るとかなり白く見える薄紫のライラックの大きな木があります。茂った葉に混じってところどころ花が白くて、アパートの団地の周りにも街路樹のように生えています。

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カイラカ公園(Парк „Кайлъка")には睡蓮が咲いており、かえるがちょうど葉っぱに乗っていました。

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カイラカ公園の丘に上がった所にある要塞ストルゴジヤの遺跡(Руините на крепостта Сторгозия)にはツタに混じってリュウキンカが咲いていました。

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バラは庭先にも咲いています。これはスヴィシュトヴ(Свищов)で目線の高さに咲いていました。

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プレヴェンの南に位置する町、ロヴェチ(Ловеч)のヒサリャ要塞(Крепост „Хисаря")にたくさん咲いていたタマスダレです。女の子用の服や小物にたくさん描かれていそうなシンプルでかわいい花です。

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ブルガリアの町と町は離れており、民家が見えなくなると電車からは黄色一色の菜の花畑が見えました。黄色いところ、耕したこげ茶色のところ、家畜を放牧する緑の草原のところと別れています。電車に乗っていると、菜の花畑はいくつも現れます。この撮影は東の黒海側からプレヴェンに向かっている途中にカスピチャン(Каспичан)からシューメン(шумен)間で撮りました。

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電車は古いし速くないので、何か見つけて楽しまないとプレヴェン~ヴァルナ(Варна)間の5時間の旅は充実しません。

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プレヴェンから北西、地図の左上にあるドナウ川沿いの町ロム(Лом )に向かう手前の広大なポピーの群れです。この日は道路工事で舗装していない道路に迂回し、泥道と水溜りでひどかったのですがこのようなきれいな景色も見ることができました。おまけに大量の羊も、コウノトリも見ることができました。日本ではコウノトリは絶滅危惧種なのですが、ブルガリアの村に行くと煙突や電信柱の上にいくつも大きな巣が作ってあり頭上を白くて大きな羽のコウノトリが横切ります。

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鮮やかな赤いポピーは絵画の題材にもよく使われています。そしてどこまでも続くポピーが咲く広大なこの土地の向こうにはドナウ川が流れています。ドライブの旅は楽しいですが、コンビ二はないのでガソリンスタンドの売店で食料を買ったり、トイレが使えたり汚かったりしますが、ロムで落ち着いて昼食を食べることができました。運転してくれた友達が庭で取れたプラムやスジュク(суджук )やルカンカ(Луканка)というスパイシードライソーセージをスライスしてくれました。

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(6月お題"お花")

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