パン好きなら訪れたい、ノートルダム大聖堂前でパンの祭典「Fête du Pain 2018」が開催中

公開日 : 2018年05月07日
最終更新 :
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毎年5月初旬にノートルダム大聖堂前の広場では「Fête du Pain(パン祭り)」が行われています。2018年は5月6日から16日までの12日間にわたって開催。会場内ではパンの製造・販売や子ども向けのアトリエ、フランスでもっともおいしいバゲットを決めるコンクールなどが開かれています。

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私が訪れた2日目は、とにかく天気に恵まれました。気温は28℃。パン祭りの会場はテントで覆われていますが、中ではパンを焼くオーブンが稼働しているため、テント内の場所によって結構暑い! 飲み物は持参した方が良いです。

会場内ではその場で焼かれたパンを使ったサンドイッチやヴィエノワズリーなどが並びます。ノートルダム大聖堂の目の前という観光ルート上にあるため、お昼の時間帯に合わせて訪れても良いですね。

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今年のゲスト国はアメリカです。そのためアメリカから来た職人が焼いたパンも販売されています。

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13日から15日にかけては、フランスで一番のバゲット(トラディション)を決める品評会「Concours National de la Meilleure Baguette de Tradition Française」が行われます。同コンクールの歴史は浅く今回でまだ5年目ですが、フランス国内13地域から21カ所のパン屋が出品し、ナンバーワンを競います。

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コンクールの開催方法は、それぞれの候補者に持ち時間が最大6時間与えられます。そして観客の前で、法律にのっとり40本のトラディションを作っていきます。フランスで「トラディション」というのは、「それらしいもの」を作ればすべてトラディションと名乗れるわけではありません。パンの長さ、重さ、材料の割合が法律で厳密に決められています。その枠内で作られたものしか「トラディション」として販売できません。

パン祭りでフランスの食文化の一端をぜひ感じてみてください。

【データ】

La fête du Pain 2018(パン祭り2018)

住所:Parvis Notre-Dame - Place Jean-Paul II 75004 Paris

営業時間:9〜20時(2018年5月6日〜16日)

最寄り駅:地下鉄4号線/RER B・C線Saint-Michel - Notre-Dame

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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