少し知識でフランス旅行の楽しさ倍増、ギャラリー・ラファイエットのチーズ&ワイン講座

公開日 : 2018年04月30日
最終更新 :
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ワインとチーズはフランスの食生活とは切っても切れない関係。ワインとチーズの入門知識が少しあるだけで、フランス旅行もぐっと厚みが増してきます。そのワインとチーズを手軽に学べる講座が、ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店で開かれているとのことだったので、どんな内容なのか参加してみました。

講座の時間は約1時間半。ギャラリー・ラファイエット本館にある専用ルーム「アパルトマン・ラファイエット」で月・水・金曜の週3回開催されています。内容は白ワイン2種類と、赤ワイン2種類。それぞれのワインに合わせたチーズ4種類が、パンと共に出されます。一回の人数は6〜18人。英語での授業です。

私が参加した回は、白がロワール産とブルゴーニュ産、赤がローヌ産とラングドック産のワインでした。講座を進行してくれたのが、ブルゴーニュ地方ディジョン出身のソムリエ、ティエリ先生です。

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まず最初に運ばれてきたワインはメヌトゥー・サロンという地域で造られた白ワイン。サンセールの近くにある地区です。サント・モールという春が旬のシェーブル(ヤギのチーズ)を添えます。二番目のワインは、ブルゴーニュのメルキュレ地区で造られた白ワイン。こちらは18カ月熟成のコンテ(ジュラ地方の熟成ハードチーズ)と合わせます。

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ワインは、先生の指示によって色、香り、味を順に楽しみます、香りと味は、グラスを回し空気に触れさせることでさらに変化します。ワインの奥深さを感じられます。

自分でただ飲むのと違い、先生が解説しながら口に運ぶため、今までなんとなく感じていた香りや味を、体系的に理解できます。またワインの各生産地の特徴、ブドウの種類、フランス国内におけるワインの特徴の地域差なども、先生が丁寧に説明してくれます。

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白の次は赤ワインに移ります。まず1本目はローヌ地方サン・ジョセフで造られたワイン。合わせるチーズはバスク地方のナポレオンというハードタイプのチーズです。赤の2本目はラングドックにあるフォジェールのワインです。こちらはサン・ネクタールというオーベルニュ地方の牛のチーズと一緒にいただきます。

講座ではグラス4杯を味わえるため、白もしくは赤ワインでも特徴の違いを認識することができます。そして講座内で紹介されるワインとチーズはすべてギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店のグルメ館で売られています。もし気に入れば講座が終わった後にグルメ館で購入できます。

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受講料は1回55ユーロ。ギャラリー・ラファイエットの公式サイトから申し込めます。ワインとチーズのペアリングというものが、まだどんなものか分からないという人は、ぜひ体験してみてください。漠然としてよく分からなかったワインが、頭の中で整理されるはずです。

【データ】

住所:40 Boulevard Haussmann 75009 Paris

営業時間:9時〜20時30分(日曜は11〜19時)

定休日:無

最寄り駅:地下鉄7、9号線Chaussée d'Antin La Fayette

ワイン&チーズ講座開催日:月・水曜は12時30分〜、金曜は18時〜

ワイン&チーズ講座料金:55ユーロ

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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