日本のウイスキーがフランスで売れる理由とは?
「余市」「竹鶴」「山崎」「響」など、日本のウイスキーはフランスでも人気です。特にここ最近は、これら流れに加えて連続テレビ小説『マッサン』の影響で日本国内需要も増えたため、フランスでは品薄が続いていました。日本のウイスキーは、なぜフランスで人気なのでしょうか?
じつはこのテーマ、別の媒体で取材したのですが、理由はいくつかあって、まずは飲みやすさだそうです。スコッチなどと比べて日本のウイスキーは舌触りが滑らかで、ウイスキー初心者にも受け入れやすい味をしています。次に高級感。日本のウイスキーは海外に出るとコストが加わって値段が高くなりますが、それがブランド価値を上げました。もちろん味が悪くて値段が高いだけなら見向きもされませんが、輸出される上位銘柄には、それなりのクオリティが備わっていました。そしてスコットランドや米国ではない「日本のウイスキー」という珍しさ。これらが人気を押し上げた理由です。
パリ市内でも日本のウイスキーを味わえるバーがいくつかあります。その中でも雰囲気も良くおすすめなのが南マレにあるSherry Butt(シェリー・バット)。ここでは日本のウイスキーをベースにしたカクテルなどを楽しめます。フランス風にアレンジされた日本のウイスキーをパリで楽しむのも、なかなかオツですよ。
【データ】
住所:20 rue Beautreillis 75004 Paris
営業時間:18時〜翌2時(日・月曜は20時〜)
定休日:無
電話番号:09.83.38.47.80
最寄り駅:地下鉄1号線Saint Paul/7号線Pont Marie
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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