The Mother of All Philippine Festivals

公開日 : 2016年12月27日
最終更新 :

もう少し早めにこの記事をあげたかったところですが、

青年海外協力隊としての活動が忙しかったため、遅くなってしまいました...

今回はタイトルの通り、フィリピンのお祭りの母と呼ばれている、

アティアティハン祭り(Ati-Atihan Festival)についてご紹介します!

アティアティハン祭りは毎年1月の第3日曜日、セブのシヌログ祭りと同じ日に開催されるお祭りです。

Ati-Atihanは、「Ati族のように」、「Ati族のふりをする」という意味です。

13世紀にインドネシアのボルネオ島民がパナイ島に移住してきたため、

元々住んでいたAti族が山の方に住まいを追われました。

食糧不足のために山を下り、住民に食料を分けてもらった際に歌と踊りで感謝した、

というのがアティアティハン祭りの起源とされています。

そのため「収穫」と「幼きイエス(サントニーニョ)」の像を祝い、顔に墨や黒のペイントを塗り、

Ati族のように振る舞い、派手な衣装を着て独特の音楽に合わせて踊りながら町を練り歩きます。

3_0102.jpg

光の反射で読みづらいですが2017年度のプログラムです。

10月にアティアティハン祭りの前夜祭のようなプログラムがあり、これを皮切りにスタートします。

そこから1月の本番までにかけて、ミスコンテストや車の展示会、自転車・マラソン大会、などなど

色んなイベントが開催されます。一番のメインは第3週の日曜日ですが、2017年は1月9日~15日を期間としており、

この間、普段何もない通りに露店がビッシリ開いたり、様々な展示会なども開かれたりします。

3_03.jpg

2015年の前夜祭的なイベントの様子。お祭り本番さながらのように開幕です。

3_04.jpg

お祭りの期間はかなり人でごった返すので、何度も警察、役場の人、

関連団体の人たちと安全管理のミーティングを開きます。

この期間は普段通れる道が通れなくなったりするので、

ボラカイに向かう人は遠回りを余儀なくされるかもしれないので要注意。

3_05.jpg

近くまで行くと人が多すぎて写真が撮れないので、離れたところから写真を撮ってますが、

この通り、普段ほとんど露店はありませんが、お祭り期間はびっしりと露店だらけになります。

3_06.jpg

ごちゃまぜになりながら町を練り歩くので、行列・渋滞関係なしのパレードです。

3_07.jpg

フィリピンには敬虔な人が多く、お祭り期間に特にお祈りを熱心にされている人をよく見かけます。

ロウソクを焚いたり、ここでは健康のために教会の人が子どもに像をあてがって健康祈願のようなことをしていました。

image012.jpg
3_10.jpg

州・町のグループなどが団体になって各自のユニフォームを着たり、練り歩きながらお披露目します。

家族の集まりで団体を結成しているところなどもありました。

3_11.jpg
3_12.jpg

町役場でコンサートも行われ、人・人・人!普段ガラガラのスペースにこれだけの人がいるのは壮観で、

おかげで昨年は家に帰れずにオフィスで夜を明かしました。

次回は、ボラカイ島への素通りとされがちなカリボ町ですが、

訪問の価値あるスポットについて、いくつかご紹介します。どうぞお楽しみに!

第3回...The Mother of All Philippine Festivals

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。