「緑と笑顔あふれる農村、プグハナン」
前回は、フィリピン全体の教育事情について紹介しました。今回は、私たちが2014年夏から支援を続けているプグハナンという村に焦点を当ててご紹介したいと思います。
プグハナンは、フィリピン中部に位置するパナイ島イロイロ市にある村です。街から車で約20分程走ったところにあります。私たちはこの村にホームステイをしながら10日間滞在し、小学校建設活動や子供たちに向けたオリジナル授業を行います。
街の風景とはまた変わり、このように一本道が続いています。左右には一面に広がる田んぼと山。とにかく緑が多いです。
人々は農業を営んだり、サリサリと呼ばれる小さな売店を出したりして暮らしています。コンクリートの家に住んでいる人もいますが、多くの人はバンブー(竹)でできた家に住んでいます。とても風通しがよく、蒸し暑いフィリピンにはぴったりです。
村人たちはホスピタリティに溢れ、いつもあたたかく私たちを迎えてくれます。ご飯を食べた後は家族団らんの時間。テレビを囲んで家族で過ごす風景は、日本と同じですね。また親戚同士が近所に住んでいることも多く、つながりが強いです。ご近所さんが遊びに来て、大人数で楽しい時間を過ごすことも。
農業が盛んなこの村には動物たちもたくさんいます。番犬として各家庭で飼われている犬や、家に迷い込んでくる子猫、道を歩けば蛙が飛び出してくることもあります。そして、村で圧倒的な存在感を放っているのはこのカラバウ(水牛)たち!村をのんびりと練り歩いています。
そして私たちの元気の源となってくれるのは、村の未来である子供たちです。自然に囲まれた村で育った彼らは、原っぱを駆け巡り、花を摘み、自分たちなりのやり方で元気いっぱいに遊んでいます。渡航を重ねるごとに身長が伸びたり、英語が話せるようになったりする彼らの成長は、本当にたくましいです。
しかし彼らが学ぶ小学校の校舎が、いま危機にあるのです。
現在のプグハナン小学校の校舎は、台風や地盤沈下によって壁が崩れかかったり床がうねっていたりして、とても危険な状態にあります。雨の日は危険で使えない校舎があり、子どもたちは移動を余儀なくされたりと不便な状況です。一刻も早い移転が望まれており、私たちはこの小学校の新たな土地での再建活動に取り組んでいます。
こちらが、私たちが建設を進めている新校舎。すでに1,2年生がこちらで元気に学んでいます。私たちは彼らが安心してのびのびと学べる環境を作るため、十分な教室数が揃うまで継続的な支援を続けていきます。
今回は、私たちが支援するプグハナンについて簡単に紹介させて頂きました!
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