オスロ映画祭Oslo Pix 現地レポート
オスロで昨年スタートしたばかりの新しい映画祭「オスロ・ピックス」(Oslo Pix)。
今年は6月4~10日、オスロ中心地にある各映画館で開催された。
北欧、北米、欧州から厳選された、「質の良い作品だけを集めた」というフェス。
昨年、この映画祭でたまたま見たノルウェー映画が最高に良かったため、筆者は今年も結構期待してしまった(詳細はYahoo!ニュース個人「今まで見たノルウェー映画で最高点『テルマ』」にて)
今回の現地レポートの感想は......。
「なにごとも、ノルウェーでは期待しすぎてはいけない」。
正直に書きます!
まずは、オープニング作品、ノルウェー映画『VANN OVER ILD』。
ノルウェーを西洋映画のように脚色し、傲慢な権力者に街を支配されたら、人々はどうなるか、を描いたもの。
「映画祭のオープニング作品」というと、スタッフの一押しだったりするので、外れるということがほとんどないのだが、今回は、「あれ?」となった。
とにかく、筆者のテイストには合わなかった。
しかも、上演前にオスロ市長まできて、絶賛するから、余計に鑑賞中に「え?」感が......。
オープニング作品で、これを選ぶとは。この映画祭の個性とテイストは、こっちなのか~、と思った。ノルウェー版ブラックユーモアが入った、政治の話だ。
今回は時間がなかったので、見たのは2作品のみ。デンマーク映画の『DREAMING MURAKAMI』は、満足できた。
村上春樹氏の作品を、デンマーク語に翻訳するMette Holmさんを追ったドキュメンタリー。
北欧のムラカミハルキ人気の一面を、見ることができるのではないだろうか。
大衆に受けいれられるかどうかは、まったく気にしていないようだ。
北欧ミニシアターの世界観を知りたい人には、この映画祭はいいかもしれない。
Text&Photo: Asaki Abumi
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。