ノルウェー南部とオスロで大気汚染

公開日 : 2018年04月20日
最終更新 :
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ノルウェーでは、冬の時期になると大気汚染問題が悪化する傾向にあります。

現在、首都オスロ、ドランメン、ハーマル、バールム、リッレハンメル、フレデリクスタなどの南部の一部地域では、大気汚染が悪化中。ぜん息などの呼吸器系の問題を抱えている人は、できる限り外での活動を控えるように、ノルウェーでは各メディアが報道しています。

オスロでは、これまでは1~2月に大気汚染が悪化する傾向にありました。今年は、その問題は例年よりは改善傾向に。特定の車種に対して、道路の通行料を値上げするなど、数々の対策の効果ともされています。

4月に各地で大気状態が悪化している原因は、今年の極端な冬の寒さと雪の多さ。

道路が凍り、スケートリンクのようになっていたため、各自治体は例年よりも大量の塩や砂利を道路にまいていました。

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オスロでは、この砂利を除去する作業が続いています。しかし、雪が一気に溶けて、砂利が残っているため、粒子状物質が大量に発生中。加えて、ノルウェーではスパイクタイヤ粉じんも原因となっています。

天気が良い日に、砂利が残っている道路をオスロで歩いていると、空気が埃っぽいのが、目に見えて確認できることもあります。

赤色の注意警報は、オスロではすでに19日の時点で、11日目に突入。赤色警報が連日ここまで続くのは、異例として報道されています(Dagsavisen国営放送局NRKAftenposten紙

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写真:「オスロの空気に赤色警報」という見出しが載る19日のダーグスアヴィーセン紙(左側)

長期滞在中の方は、今健康だとしても、このような大気に頻繁に触れていると、あとから体に影響がでる可能性もあります。大気汚染がニュースとなる日は、可能であれば交通量の多いエリアは避けるのもよいかもしれません。  

ちなみに、この記事の執筆時点で、グーグルで、「オスロ 大気汚染」と検索すると「PM10 敏感なグループにとっては健康に良くない」。「東京 大気汚染」と検索すると「PM 2.5 影響わずか」と出てきます。

オスロ特派員ブログ 別記事

Photo&Text: Asaki Abumi

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