世界最北の地で光の瞑想体験 フィヨルドの町で見る、ジェームズ・タレルのハダンゲル・スカイスペース 

公開日 : 2016年12月07日
最終更新 :

ハダンゲルフィヨルド地帯にあり、日本人観光客も多く訪れるフィヨルドの町オイステセ。光と空間の現代芸術家であるジェームズ・タレル氏による光の展示「ハダンゲル・スカイスペース」が9月にオープンしました。類似の展示はオスロのエーケベルグ彫刻公園にもあります。日没の時間にあわせて開催される特別な展示で、洞窟のような石の空間の中に座り、天井の丸い穴から変化する太陽・雲・光の演出を鑑賞します。

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この展示は実際の日の出と日没の時間に合わせて開催されます。日没が遅い夏季と、早い冬季では開催時間が異なるので、公式HPで確認を。40~60分間、空間の中にずっと座って上を見上げるので、「のんびりとした芸術鑑賞」=スローアートとなります。時差ぼけや観光で疲れていると、途中で眠くなるかも?のんびりと頭の休憩だと思って楽しむのがおすすめです。

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フィヨルド観光として有名なオイステセ。小さな町にも関わらず、主催者であるカブソ美術館と共に、レベルの高いアートを見られることに、「まさかのような場所で芸術鑑賞できるとは、意外だった」と驚いて喜ぶ外国人観光客が多いそうです。

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オイステセは、ゆったりとした時間が流れる町。日常の疲れを忘れてデトックスするのに適した町といえます。この自然を見て、スカイスペースをここに置きたいと決めたのも、ジェームズ・タレル氏本人です。世界各地にあるスカイスペースですが、オイステセにあるものは「世界最北のスカイスペース」となります。

カブソ美術館は当日でもチケット購入可能ですが、別購入となるスカイスペースは混雑することもあるので、オンラインで事前購入することをおすすめいたします。

料金:大人1人120ノルウェークローネ

住所:Hardangerfjordvegen 626,

5610 Øystese, Norway

Text: Asaki Abumi, Photo: Helge Skodvin, Asaki Abumi

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