オスロでジャズナイト ノルウェーはチケット料金が安い！アクセス簡単なおすすめジャズバー
あまり知られていないが、オスロやベルゲンは音楽好きにはもってこいの街だ。旅行中に、何度も徒歩で歩くこととなる、カール・ヨハン通りには、（ヴィクトリア）ナショナル・ジャズセーネ(Victoria Nasjonal jazzscene)というジャズバーがある。
北欧やノルウェーといえば、「物価が高い」というイメージがあるが、アーティストの質が高いにも関わらず、なぜかコンサートのチケット料金は、驚くほど安い！多くのライブコンサートが、２～３時間ほどで、ほとんどが１５０～２５０ノルウェークローネ（時に３００ノルウェークローネ前後）で購入可能だ。
また、「Uhørt!」（聞いたことがない！）という、無料コンサートもある。ジャズや現地の音楽を未体験という方には、まずは雰囲気を体験してみるのにおすすめだ。学生割引もある。
日本の北欧ジャズ好きの間でも定評がある、ブッゲ・ヴェッセルトフト (Bugge Wesseltoft)が率いる、New Conception of Jazz 。この日の会場の様子はYou Tubeにアップされている。New Conception of Jazzは後半５６分から。
ナショナル・ジャズセーネは、オスロでも有名な音楽スポットのひとつで、伝統的というよりも、モダンな今の北欧ジャズを聴くことができる。オスロ・ジャズ・フェスティバルでもメイン会場となる。
時に、「これって、ジャズ？」と驚くような実験的なものにも出会える場所だ。北欧の音楽人たちはコラボをすることも多いので、スウェーデンなどからアーティストがくることも。
Arild Andersen Trio
この会場は、中に入ると、オスロの中心地にいるということを忘れてしまうくらい、落ち着いた別の空間が広がっている。
Jacob Young - Forever Young
まるでロックだった、Bushman's Revenge
バーでは、ビールなどのノルウェーのお酒も豊富だ。
会場は、一番前に座ってアーティストを目の前で見ることもできるが、階段を上って、上の席に座ってみるのも、個人席のようで楽しい。私は、一番上の後ろのソファ席から聞くのがお気に入りだ。
来日したり、音楽祭などで出会えるような、大物アーティストがくることもある。これまで何度か訪れたが、金曜日の夜など、その週の疲れをとるのに、気分転換におすすめの場所だ。
オスロが音楽の街ということは、旅行者の間ではあまり知られていないので、地元の人々が多く訪れる。コンサート後は、出入り口でCDが販売されることが多く、アーティストがサインなどをしてくれるので、ファンも直接交流できるのがうれしい。
オスロで音楽を楽しむということは、日本のガイドブックなどではあまり紹介されていないが、きっと意外なほど有意義な夜を過ごせるのではないだろうか。ノルウェーで生ジャズを聞いたことがない人は、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
Nasjonal jazzscene (the National Jazz Scene)
住所：Karl Johans gate 35, 0162 OSLO
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Photo&Text: Asaki Abumi
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