標高1484メートル山頂で雪をかき集める、上半身裸のノルウェー人男性

公開日 : 2016年07月29日
最終更新 :

オスロからバスで4時間半ほどのところにあるヨートゥンハイメン山地アイヅブガルデン(Jotunheimen/Eidsbugarden)という場所で、自然アクテビティと音楽の祭典「ヴィンニェロック(Vinjerock)」が開催されました。私もアウトドアスポーツなどの様々なイベントに参加。その中でも良い思い出として残っているのが、標高1484メートルのところにある「ウートシクテン」(Utsikten)というスポットを目指した、往復2時間ほどの登山(こまめに休憩をいれたら3時間ほど)。鍛えられた身体のノルウェー人やスウェーデン人と一緒の登山だったので、運動不足で足が短い日本人の私はついていくのに必死でした。素晴らしい景色に感動。 

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山頂に着く直前、不思議な光景に出会いました。雪があるところで、ノルウェー人男性が2人、なにやら雪かきをしているのです。

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気になって仕方がなかったので、話しかけてみました。「なんだなんだ、俺たち、日本の雑誌に載るのか!?」と、笑いながら興奮する男性陣。

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「何してるの」と聞くと、「雪を集めているんだ!これで下に戻って、キャンプ場でビールを冷やすんだ!最高の冷蔵庫だぜ!!!」と、嬉しそう。

この音楽祭は山で開催されているため、観客はホテル宿泊ではなく、テントを持参して寝泊まりします。冷蔵庫などはないので、山頂からの雪でビールを冷やす人がいるそうです。「去年はもっと寒くて、会場まで雪で覆われてたから、一面が冷蔵庫だったんだけれどね」と音楽祭の運営者が教えてくれました。

なぜ1人は上半身裸なのか?私は彼らほど鍛えられた身体をしていないので、雪がある山頂で薄着はできませんが、夏の日差しがあるので、このような恰好で登山する男性がたくさんいました。

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2人の男性陣は、その後登山バックに大量の雪を詰め、私が必死に登ってきた山を、スキップするかのように、軽快な猛スピードでおりていきました。さすが、ノルウェー人。

Photo&Text: Asaki Abumi

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