学生は保健センターで担当医を持つと、医療費が一部返却されますetc

公開日 : 2012年08月08日
最終更新 :
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担当医は、ノルウェー語で、「ファストレーゲ」(fastlege)。

英語ではGeneral Practioner (GP)。

大学の保健センターのシステムは便利です。例えば、

・花粉アレルギーなどをお持ちですか?

だとしたら、「大学の試験時間を延長する権利」が与えられます。

その書類を出してくれるのは、お医者さん。

・試験前日・当日に具合が悪くなったら、「試験日変更」

「病気のため、当日試験を受けることが不可能」と診断されたら、

お医者さんから診断書をもらえます。

それを学部に提出したら、試験を別の日に受けることができます。

(筆者は、たまに具合が悪いことがあったので、

これで何回か試験日を変更したことがあります)

・ストレスなどの精神的な悩みがあるとき、

大学カウンセラーのシステムが利用可能。

利用するには、まずお医者さんからの診断書が必要

・整った産婦人科システム

女性には女性の身体の悩みが色々あると思います。

(オスロ大学の毎年の留学生のほとんどは女性ですね)

オスロ大学の保健センターには産婦人科の先生や、

日本の学校によくいる「保健の先生」が何人もいます。

皆さん親切なので、色々なことを気軽に相談できます。

・ちなみに、「担当医」がいないと、

診察の予約時に優先されず、待ち時間が長くなる

→診察日が数週間後ということも。

担当医がいて、損することはありません

担当医がいると・・・

・トータルの医療費が年200NOK以上を超えた分は返済されます

・緊急の場合に診察の予約が優先されます

・携帯のSMSで診察の予約ができます

また、

・「この担当医は自分と話があわないな、対応が嫌だな」と思ったら、

簡単に別の担当医に変更することができます。

・オスロ大学の保健センターの受付の方々も、

「この担当医がいいんじゃない?」とお勧めしてくれます。

担当医を申し込むには、以下が必要です

・11桁の国民総背番号(Norwegian personal identification number/norsk personnummer)

・ノルウェー政府ポータルサイト「Altinn」で、「Altinnコード」をもらう

詳しくは「学生のための福利厚生団体」SiOの「ヘルスサービス/Health Services」のサイトを見てみてください(英語)。

※ちなみに、ノルウェーの病院は体調が「風邪」ごときでは診察してくれません。

「風邪は家で寝てれば治る」という考え方なので、薬ももらえません。

日本でいう「病気」レベルで病院は利用しましょう。

ただ、体調不良のために、試験に出席できない、期末レポートに支障をきたしている場合は、

担当医から診察票をもらって、試験日の変更や試験時間を延長することができます。

※筆者はオスロ大学に通っており、他の教育施設でサービスが

同じかどうか分かりかねるため、「オスロ大学で学ぶ学生」向けで書きました。

※SiOや保健システムは毎年多少変更されているため、

ここに書いている以上のこと筆者のほうではお答えできかねます。

オスロ大学の保健センター(病院)の受付、各SiOセンターに

お問い合わせをお願い致します。

・オスロ大学の保健センター(病院)の住所・問い合わせ先などはこちら

・各SiOセンターの住所・問い合わせ先などはこちら

・SiOのページに記載されている、医療サービス・医療費返済に関する詳細はこちら

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