「塩味ラクリス」ノルウェーでぎょっとするお菓子
北欧の人々が愛する「ラクリス」(Lakris)。「これ美味しいよ!」とノルウェー人に差し出されたことのある日本人は多いのではないだろうか。映画鑑賞中、ドライブ中、自宅でお菓子を食べるときなどによく登場する黒いお菓子だ。
色は光沢のある黒で、歯ごたえはちょっと硬いグミのよう。しかし、味は強烈である。言葉にできないほどマズイ。
写真:塩味ニシンのラクリス 22NOK
ラクリスは薬草の根のエキスを使用
ラクリスは生薬としてよく使われる甘草の根のエキスを使用して作られたもので、Wikipediaによると、欧米などとは「リコリス」や「ラクリッツ」とも呼ばれているようだ。また、アンモニア臭のする塩味のものがオランダや北欧では好まれているという。
確かに、塩味ラクリスを愛するノルウェー人は筆者の周りでは多い、そしてノルウェー在住の日本人が一番拒否反応を示すのが塩味だろう。つまり、黒い物体に白い粉がついていたら要注意。
ラクリス味のキャンディー、チョコ、アイス、ガム、お茶
ラクリスを愛するノルウェーには色々なラクリス味の食べ物がある。「グミ」や「飴」が一般的で、どこのコンビニやスーパーマーケットでも販売されている。
筆者個人が非常にまずいと思ったのは黒いラクリス「アイス」だった。また、ラクリスの「お茶」を見た時は驚いた。恐ろしくて試飲したことはないが・・・。
ラクリスを食べた日本人の感想 「うえぇえ」
オスロ在住の日本人にラクリスの感想を聞いてみた。
「まずいとしか言いようがなかったです。食べ物じゃなくて、おもちゃとかを間違えて口にしたのではないかなっていう・・・。あと色おかしいだろって思いました」
「しょっぱいのに甘い?え?(困惑)そして後からやってくる薬草の味・・・うえぇえ」
「塩味のラクリス・魚の形したお菓子は食べれないよぉ」
「食べた後に後悔でいっぱいでした」
イタズラ感覚で知り合いにおみやげを買いたかったり、「どうしても噂のそのラクリスを好奇心で食べたい!」と思ったら、挑戦してみるといいかもしれない。笑える(?)土産話にはなるだろう。ラクリスは至る所のお店にあるので、探すのに苦労はしない。しかしながら、筆者個人的にはあまりお勧めはしない。むしろ、「ノルウェーで黒い食べ物は要注意」!
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