小正月の火祭り(2018年)大崎上島の「とんど」

公開日 : 2018年01月17日
最終更新 :
筆者 : yuki

みなさん、こんばんは! 大崎上島・広島特派員のyukiです。

寒い日が続いていましたね。

大崎上島は積もることはなかったけど雪がチラついたり、風が強くてフェリーが少し止まった日もありました。

(春は濃霧、夏は台風の影響でフェリーが止まることもあるんですが、この季節の欠航は珍しいです。)

さて、今夜の話題は......小正月の火祭り、大崎上島の「とんど」をご紹介します!

小正月の火祭りは、お正月飾りや書き初めなどを燃やす行事で、この火にあたると「1年間病気しない」、「字が上手くなる」などの言い伝えがあります。

大崎上島では「とんど」と呼ばれています。

仙台出身の夫は「どんと」、京都出身の私は「左義長(さぎちょう)」と言っていたのですが、「どんど焼き」など全国各地でさまざまな呼び名があるようです。

大崎上島では各地区ごとに「とんど」が行われます。

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(藤原啓志さんご提供)

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(2018 yuki)

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(2018 yuki)

私が子どものころは小学校で火祭り(左義長)があったので、こうして各地区ごとに「とんど」があるって不思議な感じがします!

13日(土)に行った地区もあれば、14日(日)だったり、昼間だったり、夜だったり、とバリエーションも豊富!

我が家の地区は夜だったこともあり、おにぎりや豚汁などがふるまわれましたが、おぜんざいなどをふるまう地区も!

2018とんど木江燃えているところ.jpg

(藤原啓志さんご提供)

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(2018 yuki)

真ん中の立派な竹は「御神木」とされていて、お守りになるとのこと。

最後まで燃え尽きないように途中で引き抜かれて切り分けてもらいます。

我が家も毎年いただいています!

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(2018 yuki)

切り分けた御神木の枝などもすべて燃やされ、このあと消防団員の方々がきちんと消火活動!

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(2017 yuki)

昨年(2017年)は風が強く、飛び火しないよう消防団員の方々が火の粉を追って走り回られていましたが、今年は風もなく穏やかでした。

移住直前に住んでいたところでは火祭りが行われなかったので、お正月飾りなどを回収する箱がありました。

「お焚きあげする」と書かれていましたが......なんとも言えない複雑な気持ちでした。

こうした伝統行事は準備など大変なので、少なくなってきているように思うのですが......やっぱり回収箱に入れるのじゃなくて、こうして目の前でお焚きあげしてもらえるのはいいなぁと思います!

消防団、お手伝いの皆さん、お疲れさま&ありがとうございました!

おかげさまで、今年も元気いっぱい素敵な年になりそうです♪

【大崎上島イベント情報】

2018年2月17日(土)~18日(日)

すみれ祭り

2018年3月3日(土)~5月5日(土)

謎解きイベント「忘れられた竜宮島の秘密」

●問合せ先●

2018年1月

瀬戸内海に浮かぶ大崎上島より

大崎上島・広島特派員 yuki

筆者

北海道特派員

yuki

2021年、北海道十勝地方の新得町(しんとくちょう)へ移住。趣味は旅行。

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