沖縄の年中行事 ジュウルクニチ
あっという間に2月も最終週です。今週末はもう3月なんだなぁ・・・。
しかし、旧暦で動くウチナーンチュにとって今は1月。
今日は沖縄の年中行事のひとつ「十六日祭」でした。
旧暦で1月16日は「ジュウルクニチ」と言って、わたしの暮らす島ではお墓参りをします。「あの世のお正月」なんだそうです。
内地でも「松の内」や「小正月」と言って、なんとなく1月15日までは正月気分ですよね。
人によりますが...。
生きている人の正月がおわったので、お墓参りに行きましょうー。
次はご先祖様の正月をお祝いしましょうー!
餅やかまぼこ、三枚肉を詰めた重箱と線香をお供え。
打紙を焼いてご先祖様を供養します。
打紙はウチカビといい、あの世のお金です。
お線香はヒラウコウと呼ばれています。
法事っぽい行事の「十六日祭」。
近年に亡くなられた親族がいる家の重箱と、そうでない家の重箱は少し違っています。
真ん中のカマボコも赤いカマボコを使っています。
おいしそうです。
真ん中のカマボコは白。
昆布とこんにゃくの位置も入れ替わってますね。
こちらもおいしそうです。
沖縄の古いことわざ 「後世や雨垂いぬ下」というのがあります。
「 ぐすぅーや あまだいぬ しちゃ 」 → (あの世は雨だれの下)
あの世ははるか上の方にあると思われているが、実際は軒下の雨垂れの下にある。
あの世は身近にあるのですよ、ということわざです。
沖縄の人たちは、ご先祖様をとても身近な存在としてとらえているのでしょうね。
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