沖縄の年中行事 ジュウルクニチ

公開日 : 2013年02月25日
最終更新 :

 あっという間に2月も最終週です。今週末はもう3月なんだなぁ・・・。

しかし、旧暦で動くウチナーンチュにとって今は1月。

今日は沖縄の年中行事のひとつ「十六日祭」でした。

旧暦で1月16日は「ジュウルクニチ」と言って、わたしの暮らす島ではお墓参りをします。「あの世のお正月」なんだそうです。

内地でも「松の内」や「小正月」と言って、なんとなく1月15日までは正月気分ですよね。

人によりますが...。

打紙.jpg

生きている人の正月がおわったので、お墓参りに行きましょうー。

次はご先祖様の正月をお祝いしましょうー!

 餅やかまぼこ、三枚肉を詰めた重箱と線香をお供え。

打紙を焼いてご先祖様を供養します。

打紙はウチカビといい、あの世のお金です。

お線香はヒラウコウと呼ばれています。

法事っぽい行事の「十六日祭」。

近年に亡くなられた親族がいる家の重箱と、そうでない家の重箱は少し違っています。

十六日1.JPG

真ん中のカマボコも赤いカマボコを使っています。

おいしそうです。

十六日2.JPG

真ん中のカマボコは白。

昆布とこんにゃくの位置も入れ替わってますね。

こちらもおいしそうです。

沖縄の古いことわざ 「後世や雨垂いぬ下」というのがあります。

「 ぐすぅーや あまだいぬ しちゃ 」 → (あの世は雨だれの下)

あの世ははるか上の方にあると思われているが、実際は軒下の雨垂れの下にある。

あの世は身近にあるのですよ、ということわざです。

沖縄の人たちは、ご先祖様をとても身近な存在としてとらえているのでしょうね。

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