沖縄のお金の話

公開日 : 2011年09月07日
最終更新 :
筆者 : MO

 沖縄の県民所得は、全国でも最下位。県民所得は県外の給料の約6割くらいだと考えていいかと思います。その理由として、沖縄には大きな企業が少なく零細企業で成り立っているためだと言われています。(企業を誘致しようとしても、島国なので何かと不便なようです)

 また、血縁関係が強く地元志向であるため、雇用の数と働きたい人の数のバランスが合わない現状もあって失業率も全国一高いんです。(なんくるないさ〜といって、すぐに辞めてしまうという県民性もあるようですが)

 最近の全国的な流れと同様に公務員志向が強く、公務員浪人をしている人や、より給料の良い県外に季節労働へ出ている若者も沢山います。

 また、共働き夫婦や実家暮らしの若者も多いんです。(沖縄は狭いので、通勤にそう時間がかからないというのもありますが。)同じ職場でも、結婚し子育てをしながら働いている職員がほとんどです。みんなフルタイムで、仕事・家事・子育てをこなしています。旦那さんも、家事に割と協力的な感じがします。皆、口をそろえて「大変だけど、辞めると生活できないからね!」と明るく働いています。前の県外の職場に比べて、働き方を変えずにフルタイムのままで働く女性の多さに驚きました。

 もうひとつ驚いたことは、沖縄の女性は(男性はそうでもないような気がします)お金にシビアで貯蓄志向です。毎日、ちゃんとお弁当も作ったりと家事をすませて、かつ仕事でも手を抜かずに働いている姿をみると、沖縄の女性は本当にしっかりしているなと感じます。同時に、元気の秘訣を考えると、やはり、前向きな明るさなのだと思います。

 お金の話ということで、沖縄は米軍基地が駐留しているため、先祖代々の土地を軍に貸している人も沢山います。軍用地主というのですが、沖縄では軍用地主=お金持ちという図が成立します。地主に支払われる土地の借用料は日本の思いやり予算からでているのですが、相当高額なお金が年単位で支払われているようです。ちなみに、アメリカ軍人の電気・水道・ガス代なども全て日本の予算でまかなわれていて、軍人さんの生活費はほとんどかからないようです。これも、地元紙などでよく取り上げられているのですが、以外に知られていないお金の話かも知れません。

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