今日はお彼岸
うちなーぐちでウートートー(写真左)
お米とお酒(泡盛)をセットしたお重(写真右)
今日の昼過ぎ、大家さんが何やら建物の庭先でウートートー(お祈り)していたので、
こっそり覗いていました。敷地の角でウートートーしていたかと思えば今度は敷地の真ん中に移動してウートートー。どうしても気になって、大家さんの奥さんとお嫁さんに倣って私もウートートー。今日は旧暦2月10日、彼岸の入りだったのです。
これは屋敷のある敷地の四隅、そして真ん中、それから屋敷内の台所とトイレを回って、すべての場所で、これまでのお礼とこれからもどうぞお守りくださいとお祈りをする、年に二回の大切な行事だとか。彼岸の入りからいい日(今日はちょうど大安でした)を選び、各家庭で御願(ウガン=お祈り)をするのだそう。
ウートートーする大家さんの奥さんのなめらかなうちなーぐちはとても耳に心地よく、意味はわからなくても、神様にお祈りと感謝を捧げているのだなーということは分かります。
沖縄ならではの板線香(写真左)
行事にはよく使われる「かるかん」(写真右)
御願するのに、特別に決まったセリフはないようですが、流れるようにお祈りの言葉が出てきます。一緒にウートートーしていたお嫁さんは40代前半くらいでしょうか。「私の代になったら標準語でしかできないさー」と笑ってました。お祈りの時には沖縄独特の板状の線香(ひらうこう)を焚きますが、ここは小さな商店が軒を連ねる平和通りのすぐ裏手のすーじ小(細い道)。危ないので火はつけないのだそう。紙の上に線香を置き、用意した重箱から米と泡盛をふりかけて終了です。
私も真面目にお祈りしたので、なんと神様にうさげた(ささげた)「かるかん」をおすそわけしてもらいました。
う〜ん、、、畏れ多くて、食べづらいんですけど、、、。
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