石火矢ふるさと村 ~高梁市街地~
カテゴリー:見所・観光・定番スポット 投稿日:2018年12月 7日
今月は高梁市の中心部をご紹介しましょう。
高梁市は岡山県の中西部に位置して広島県と接しています。
市の中心部は美しい山々に囲まれた盆地で城下町の古い町並みを残し
「備中の小京都」といわれる石火矢町ふるさと村があります。
今日はこの「石火矢ふるさと村」を散策してみましょう。
備中松山城の登り口の一郭には今だに城下町の町割が残されています。
武家屋敷通りには、雰囲気のある長屋門と主屋を残した屋敷が続き
見学できる武家屋敷も二軒ありましたが、お屋敷の中は人が今も生活しています。
公開されていないお屋敷も外から建物の意匠を眺めながら歩くのもいいですね。
こんな趣のある昔の木製サッシを見つけると
「よく残ってたね~!」って、写真を撮りたくなります。
石火矢ふるさと村は「男はつらいよ」のさくらの夫の実家として映画に登場するのですが立派なお屋敷です。
寅さん役の渥美清さんは、ここ高梁が大好きで
高梁川の近くにお気に入りの常宿があったそうです。
立派なお屋敷の前で、振り返ると臥牛山が聳え立ちます。
臥牛山には、備中松山城があり、現存する城の中では、日本一高い場所にある城だそうですよ。
観光するには少々ハードですが、登山と思って登れば楽ですよ!
今の時期は、近くの山から雲海をまとった松山城の撮影も人気があります。
頼久寺にやって来ました~。
足利尊氏が全国に安国寺として建立した禅寺のひとつです。
特に庭園が有名で小堀遠州の築庭と伝えられています。
春に来た時は、サツキの植え込みが綺麗な庭園でした。
ちょうど、山門から伯備線を走る電車が見えたのでパチリ。
紺屋川のほうに下っていくと「臥牛天神社」がありました。
元々は臥牛山の方にあったそうです。
武士の子供が元服をしたときには必ず参詣して
学問の上達と武運長久の成就を祈っていたそうです。
紺屋川沿いに建つ「高梁キリスト教会堂」。
春に来れば桜並木に桜が咲き、美しいことでしょう。
紺屋川沿いには、今も藩校有終館の塀が残っています。
どこまでも続く塀は、江戸時代の面影を強く残しています。
奥に見えるのは長屋門で、藩校の跡地は、保育園として使われています。
山田方谷が藩校の学頭(校長)となったころ、最盛期を迎え
方谷が植えたとされる黒松が今でも塀の外からでも見受けられます。
いかがですか?備中の小京都、落ち着いた趣のある町歩きでした。