備前福岡の市 ~瀬戸内市長船町~
このあたりは鎌倉時代、中国地方随一を誇った大商業都市でした。
秀吉が備中高松城を水攻めした時は、ここで物資の調達をしたといわれ
黒田長政が筑前52万石の大名となり城を建てた時は、先祖が暮らした備前福岡の繁栄にちなみ
福岡城と名付けたといいます。
現代版、「備前福岡の市」は当時と比べれば、規模は小さいのでしょうが、活気溢れる市でした。
掘っ建て小屋の下に並ぶ露天商のイメージかな。
秋の味覚、新米、サツマイモ、栗などと共にサトウキビも今が旬で、ジュースやソフトクリームがあります。
美味しい珈琲の淹れ方教室をしています。
備前焼の「大友窯」さん。
ちょっとお話しをして、大皿が素敵でしたがお値段もいいですねぇ。
ん? 先月、「刀匠の技「古式鍛錬」の見学」でご紹介した川島刀匠の包丁砥ぎ教室がありました。
ここでも、ちょっと立ち話をして、父がオーダーした包丁が打ちあがり
来週中にも、砥ぎに入るところだということでした。お世話になります。
この包丁砥ぎ教室、予約制で大人気らしいのですが、今回で最終回です。
こちらは「名刀味噌本舗」さんのブースです。
味噌や麹に混ざり、甘酒や味噌ポタージュもありました。
6種類の甘酒。どれを見ても味が想像しがたいので紅茶系の「アマチャイ」を頼みます。
インドのチャイと玄米がブレンドされた甘酒ということでスパイシーな香りが漂っています。
すっきりとした甘さですが、甘みは強いです~。
希釈タイプのものがあるので、これを買って家で好みの濃さで飲むといいかな。
恵比須宮の脇に繁栄していた当時の絵図が資料としてあります。
この絵図は国宝で神奈川の清浄光寺蔵ですが、地元の備前福岡郷土館でデジタルミュージアムとして見られます。
吉井川の土手の上に上がると穴子の蒲焼やおでんの屋台が。
食欲のそそる匂いです。(^-^)
今月、11月の市は年に2度の大市です。
大市の時は土手下から市場小路を通り妙興寺まで露天が建ち並び、盛大な賑わいを見せるそうですよ。
近隣の方はぜひ、いらしてください。
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筆者
岡山特派員
mami
岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の生粋の「おかやまっ子」です。
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