備前長船の町めぐり ~瀬戸内市長船町~
田舎には不釣り合いなほど広い小路をそぞろ歩いてみましょう。
妙興寺のある古い町並みを北に進むと七つ井戸が見えます。
江戸時代初期、各小路にひとつづつ掘られ、飲用と防火用水として使われていました。
このような井戸が5カ所、残っています。
明治から大正時代初めにかけて建てられた、築約100年の大地主の邸宅です。
この日はインドネシアのガムランの演奏会をしていました。
建物の中では、このような演奏会や邸宅や地域の郷土資料などが公開されています。
そうそう、来月12月2日は『時代を語る刀剣展』with ONE DAY CAFE in NAKAZAKITEIという、ガラスショーケースの中に入っていない展示で刀剣を鑑賞できる会がありますよ。
ガラスケースがないので写真もカッコよく撮れますね!
詳しくは下記のHPをどうぞ。
その面影が800年経った今でも残されています。
黒田長政が筑前52万石の大名となり城を建てた時、先祖が暮らした備前福岡にちなみ
福岡城と名付けたことがわかるような気がします。
道幅が広いのですが、隣の家と間口を少しずらして建て(武者隠し)
敵から見えにくくしたりしています。
今でこそポツンと建った小さな建物ですが、往時は三院六堂が建ち並ぶ大寺院で
多くの参拝者で賑わっていたといいます。
大正時代の病院を利用した建物です。
ここでは、一遍上人絵がこの福岡の市で辻説法をしている様子を
鎌倉時代の絵師、法眼円伊が描いた国宝「一遍上人絵伝」』のデジタル資料を見ることができます。
かつて、この辺り一帯に立っていた福岡の市は
中世の賑わいを現代版「備前福岡の市」として、地元生産者との交流が楽しめる朝市として再現されています。
毎月第4日曜日(8:00~14:00)に開催され、特に今月、11月25日(日)は「大市」として盛大に賑わいます。
瀬戸内市の農産物や加工品、グルメなどの店舗が並び、刀鍛冶による包丁砥ぎ、妙興寺住職による辻説法
名刀太鼓の演奏、自分だけの日本刀を作るワークショップなど、ここならではのイベントも多数あります。
詳細はこちらになります。
牛の健やかな生育を願って牛神信仰が生まれたといいます。
いかがでしょうか?
今でこそ小さな町ですが往時の賑わいを忍びながら、歩いてみてはいかがでしょうか?
筆者
岡山特派員
mami
岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の生粋の「おかやまっ子」です。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。