ちょっと怖いオデッサのカテコンブツアー

公開日 : 2018年08月31日
最終更新 :

オデッサはウクライナの中でも最もカテコンブが多いとのことで有名。カテコンブとは長い洞窟のことで特に戦争中市民の隠れ場、日本でも言う防空壕の様な感覚としても使われた。

今回はフェースブックで見つけた地元の方に洞窟案内を頼みました。まず最初はバスに乗り、約1時間ほど田舎の方に向かいました。その後、村の住宅街に入り、誰かの庭を通り抜けた後洞窟の入り口を発見。案内者から懐中電灯をもらい、案内がスタート。

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洞窟の中は真っ暗で最初は暗さに慣れるのに時間がかかりました。

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奥に入れば入るほど寒くなり壁の落書きも次第に増えてきました。こちらの洞窟はなんと街の中心部まで繋がっており、約10kmほどの距離。私たちはその中の約2kmほどを案内してもらいました。

ツアーの始まりは昔、戦争中に誰かが済んだ後の気配。部屋を分ける用の壁がしっかり立てられていて根所であったと思われる場所やリビング室。さらに奥に行くとそこの場所で見つかった銃の玉やソ連時代のビールボトルなども発見。

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現在は若者たちがよくこちらの洞窟をパーティー場に使ったりキャンピングとして利用しバーベキューまでするそうです。石などを利用してベットを作った後がありました。

ツアーの特に面白かった部分は洞窟の一番奥。そこには牧師さんがソ連軍から隠れていたであろう書物がいくつか残されておりました。

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バイブルに書かれた物を書き写し、そこでお祈りをしていたと思われます。ソ連時代はオーソドックスの宗教以外の宗教は禁止されており、特にカソリックの牧師さんはこちらの様な洞窟で隠れてお祈りをしていた説をよく聞きます。

とても面白い経験でしたがガイドさんはこちらの洞窟を趣味でよく拝見している方で特に洞窟の詳しい情報を知っておりませんでした。ただ、英語が通じたため、安心しました。過去と現代でどうこちらの歴史的なカテコンブが使われていたのか、実際に見て地元の人から聞いて体験できたのでとても面白かったです!

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