(我里は 月と仏と おらが蕎麦)一茶

公開日 : 2017年08月19日
最終更新 :
筆者 : 寅さん

 お盆休みも終わり、TVで帰省ラッシュの混雑をみると、あんな時代もあったよね!と、むしろ懐かしささえ覚えます。神奈川からニセコの山の中に隠棲してから16年、朝夕は15℃と肌寒く、日中でさえ25℃前後と快適な夏を愉しんでいます。ワイフは夏季だけニセコにロングステーしている友人達と入れ替わり立ち代わりゴルフを愉しんでいます。ゴルフを終えたら、猫の額ほどの畑作業や草むしりです。羊蹄山麓の畑は、白い蕎麦の花が一面に広がっています。

IMG_0327.JPG蕎麦の花畑.3 JPG.JPG

表題の句は、一茶の作ですが、芭蕉にも「蕎麦はまた 花でももてなす 山家から」と云う名句があります。長崎からワイフの妹夫婦が今日からゴルフにやってきます。お盆過ぎの比較的静かな北海道の夏に、蕎麦の花が出迎えてくれることになるのでしょう。蕎麦と云えば、(信州蕎麦)が江戸期の昔からブランド化して有名ですが、これは、お伊勢参り、富士登山に並んで善光寺参りが盛んで、お参りの際に、蕎麦を食べたことが信州蕎麦として全国に広がったものと思われます。爾来、日本人に庶民の食べ物として親しまれ、時代劇の映画には、夜鳴き蕎麦のシーンが度々登場します。夜鳴き蕎麦の値段は十六文と決まっていたようで落語のネタに使われたりしています。二八蕎麦の呼び名の由来は、小麦粉2にそば粉8の割合で捏ねたことからとの云われています。また2x8=16で値段が十六文と決まったなどと云う話もありますが、真偽のほどは分かりません。

 そんなことで、信州蕎麦は全国ブランドになっていますが、生産量は北海道がダントツの12,000トン(42%)、二位は茨城県で2,090トン(7.3%)、次いで三位に1,980トン(6.9%)でようやく長野県のの名前が出てきます。

一度、北海道のお蕎麦を賞味して下さい。

そういえば、次のような文句もありましたね。

「信州信濃のしん蕎麦よりも わたしゃあなたのそばがよい」

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