今、旬なNYお勧めレストランと言えば「エンパイアステーキハウス」~肉食女子会も悪くない!?
ニューヨークにひしめく世界各国の様々なレストラン。フレンチ、イタリアン、メキシカン、中東にエスニック、中華、そして日本のラーメン、寿司も相変わらずの人気だ。その中でもニューヨークに滞在中、やっぱり外せないのはステーキハウス。お値段は高くても、観光記念、誕生日記念、送別会などの特別イベントに、ステーキハウスでのひと時はゴージャスな思い出を作ってくれる。
ところで、ステーキハウスというと女子には敬遠されがち。アメリカ流の山盛お肉にワイワイガヤガヤといった店内。昨年仕事仲間の女子5人で行った某ステーキハウスも、テーブルどうしが近く、あたりは仕事帰りの恰幅のいいビジネスマンばかり。アルコールも入ったおしゃべりに、私たちは気を飲まれ、なんとも会話が弾まない。そして女子が食べるとは思えない量のステーキ!お皿にまるまるのっていて、盛り付けはとても高級そうには見えなかった。最後のデザートタイムにいたっては隣で私たちをチラ見(!)していた男性グループが「デザートをおごる」とまで言い出し、どうにか振り切って店外に出た。というわけで「女子会=ステーキハウス」にあまりいい思い出はなかった。
しかし、この間、仕事関係でご招待を受けたステーキハウスはまったくちがっていた。
場所はミッドタウンイースト。50丁目のレキシントン街と3番街の間、キンバリーホテルの隣の「エンパイアステーキハウス」だ。
今年の1月にオープンしたばかりで観光客にはまだあまり知られていないというまさに穴場のステーキハウス。
入口はバーカウンターがあり、その奥がレストラン--というより「この場所になぜこんなきらびやかな会場(ホール)が!?」というようなゴージャスなスペースだ。
ハイセイリング、上質な絵画、まばゆいシャンデリア、らせん階段、半円形ボックス型のテーブルが並び、洗練された空気とノスタルジックな雰囲気の漂うこのレストランは明らかに他のステーキハウスとは違う。
なんでも1920年代はイーストサイドのオペラハウスとして有名な場所だったとのこと。その後、ヴェルサイユというナイトクラブでにぎわったという、ニューヨークの歴史の名残を体感できる貴重な場所なのだ。
すでにお店の雰囲気だけで女子の心をわしづかみ(?)しかも優雅にサーブしてくれるウエイターは男性ばかり。
このエンバイアーステーキハウスは、現在2店舗目(もう1店舗は54丁目のミッドタウンウエスト)。アルべニアの移民、シナナージュ3兄弟によって運営される家族経営のレストランである。故にハイソな雰囲気の中にもどことなく暖かさが感じられる。オーナー、シェフは、ステーキハウスの老舗ピータールーガーで25年以上の経験を積んできた大ベテラン。その経験を生かして築き上げたこのレストランは、彼らの食へのこだわり、サービスへの思いを凝縮させたクオリティーの高い「ステーキハウス」と言っても過言ではない。
まずは、アルコールの種類。ワインはなんと400種類以上。スコッチが100種類以上。ブランディ/コニャック、カクテルも様々な食材を加味したオリジナルのテイストばかり。
選ぶのに時間がかかりそうだったら、あらかじめメニューをチェックしておきたい。
アペタイザーは、ジャンボシュリンプやクラム、ロブスターカクテル、カナディアンベーコンなど舌鼓を打ってしまうような一品が並ぶ。ステーキがお目当てな人はここで食べすぎに注意!
メインのステーキは、高品質USDAの認可を受けたプライムビーフ。それを熟成させた骨付きの「ポーターハウス」や「トマホークリブアイステーキ」など様々な極上のステーキを提供する。ステーキはボリュームがありすぎてちょっと--という女子には、シーフードやパスタ料理のセレクションもあり。
締めのデザートも、ニューヨークチーズケーキ、ティラミス、ホットファッジサンデー、キーライムパイなどアメリカらなではのスイーツばかり。女子会だったら、いくつか注文してシェアしてみるのも悪くない。
さて、ご招待を受けた時の写真をもう少し紹介しよう。
2階にもあるバーカウンター。
2階は主に貸し切りスペース。150人くらいでも十分入れそう。
上から見下ろした店内
センターのワインルームは、20人くらいのプライベート会食用。シャンデリアの下で数々のワイン銘柄に囲まれ食するステーキはこの上もなく贅沢な味に違いない。ここはもとは、ステージだったとのこと。
頂いたブルーベリーカクテル。ライムジュースにウォッカベースのクラブソーダ割り。最高に美味しい!
前菜はこれで決まり。メインはステーキでもシュリンプカクテルは外せない。
マグロのタルタルのとろけるようなおいしさ。
そしてメインのエンパイア自慢のジューシーなステーキを食するときは天に昇った気分を味わえる。一口噛んだだけで柔らかい肉汁の素晴らしい感触が口の中に広がる。
今回はご招待だったので、デザートは特別な盛り合わせ。甘すぎず、ほどよいクリーミーなテイストにほほが緩む。甘いものは別腹ーとはよく言ったものだ。
女子会ももちろん、カップルや男子会にもお勧めなエンパイアステーキハウス。次回のマンハッタンでのレストラン選びの候補に入れてほしい。
★メニューの一例★
ジャンボシュリンプカクテル $ 19.95
ツナのタルタル $ 18.95
カナディアンベーコン $ 5.25
ベイクド クラム $ 14.95
エンペラーステーキ(2人前) $ 119.95
トマホークリブアイステーキ $ 64.95
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●「エンパイアーステーキハウス」50丁目店(東)
151 East 50th Street New York, NY 10022
TEL: 212-582-6900
ランチ:月‐金 11:30 AM-4:00 PM/日 11:00 AM-3:45 PM
ディナー:月‐金 4:00 PM‐11PM/土・日 4:00 PM-11:30 PM
地下鉄最寄り駅: 「51丁目」駅(6番線)、「レキシントン街/53丁目」駅(E、M線)
●「エンパイア‐ステーキハウス」54丁目店(西)ではブレックファーストもあり
237 West 54th Street New York NY 10019
TEL: 212-586-9700
ブレックファースト:月‐金 6:00 AM-11:00 AM/日 7:00 AM-11:00 AM
ランチ:月‐金 11:30 AM-4:00 PM
ディナー:日・月 4:00 PM‐11 PM/火‐木 4:00 PM-11:30 PM/ 金・土 4:00 PM-12:00 AM
ウエブサイト(音声あり)
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