ニューヨークからヨーロッパへ

公開日 : 2012年06月18日
最終更新 :

久しぶりの更新となってしまったが、実は2週間ほどバケーションでヨーロッパへ行っていた。日本よりも近いので、NY長期滞在の日本人ではヨーロッパに出かける人も多い。往路はロンドンまで7時間ちょっとである。

フライトは別に行きも帰りも同じ場所にしなくてもいい。共通のアライアンスを選べば往復で安くなる。たとえば行きをロンドンまでユナイテッド航空で行き、帰りをフランクフルトからルフトハンザ航空で帰ってきてもいい。どちらもスターアライアンス系。

私は今回、スカイチームを選び、往路はロンドンまでデルタ航空。復路はスペインのマラガからエールフランス航空でシャルルドゴール空港経由でNYに戻ってきた。この往復で890ドルほど。マドリッドから戻れば50ドルほど安かったが、アンダルシアに行きたかったので、マラガを選んだ。

ちなみにデルタ航空のヨーロッパ線はとても充実している。ニューヨークから、ベネチア、ニース、アテネ、イスタンブール、ほか東欧にも直行便を飛ばしているのでいろいろな組み合わせが可能だ。2月にはイスタンブールとアテネを組み合わせて500ドル台もあった。

ロンドンからリスボンまではポルトガルの航空会社で飛んだが($100)あとはずっと、バス、鉄道の旅。ポルトガルは最西南端のサグレスまで足をのばした。

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さて、ニューヨーク在住の私から見た最近のヨーロッパ(スペイン、ポルトガル、英国)についての印象をちょっと書きとめておこう。

*ユーロ経済危機、特にスペイン、ポルトガルは深刻だが思いのほか皆のんびりしている。緊迫感があまりなく、街中では外食、ショッピングを楽しんでいる。ポルトガルやスペインの物価は比較的安いが、相変わらずロンドン(ポンド)はどこに行っても高く感じた。安いと感じたのは鉄道やバスの早割りチケットのみ。

*カフェが充実している。スターバックスもあるがそれ以外にも、カフェだけで過ごせる場所がいっぱいある。ニューヨークはカフェとあっても、ランチやディナーのレストランが多い。ヨーロッパはエスプレッソも安くておいしい。

*さすがに衣服や靴、アクセサリーはニューヨークのほうが品揃え豊富でお買い得。しかも断然安い。街中でショッピングしている地元の人に「ニューヨークはもっと安いわよ」と声をかけたい気分になった。

*町並みはやはりヨーロッパのほうが理路整然、清潔感にあふれている。ニューヨークはごみが多すぎる。

*食べるものはさすが、スペインはポルトガルの魚介類に新鮮さを感じた。安い定食屋でも焼いた魚はそれなりにおいしい。アメリカで安いところというとダイナーを思い出す。

*スペイン、ポルトガルは全般的にホテルもそんなに高くはない。ロンドンや昨年行ったベネチアなどはあまりの高さに閉口した。マンハッタンはビンからキリまであるが、安全さ、清潔さを考慮すると(シーズンにもよるが)一人旅でも個室を希望する場合、1泊$150ドルはみたほうがいいだろう。

*最後に観光ポイントだが、ヨーロッパの国々は郊外にもいろいろな見所があり隣の国へも日帰り旅行が可能だ。「ニューヨークから近郊で見所のところ」、というのは正直あまりない。週末になっても行くところが限られてしまうのである。小旅行の醍醐味という観点からすると、ヨーロッパに住む人が非常にうらやましい。

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