ブラックフライデイは朝が勝負?

公開日 : 2011年11月27日
最終更新 :

ニューヨークのブラックフライデイではどのようなセールをやっているのか。いつもより朝早めに家を出て散策してみた。(早目といっても午前9時半はまわっていたが)

休みの日の朝というのは、人も車の通りも少なく比較的閑散としているものだが、34丁目のメイシーズデパートの周辺はすでに人だかり。中はどこもかしこも「モーニングスペシャル」の貼紙なのだ。何かめぼしいものを見つけるために皆、香水やシャツ、アクセサリーコーナーを徘徊している。全米でもっとも大きいニューヨークのメイシーズは、34丁目の6番街と7番街の間を占める巨大ビル。今でも木の枠のエレベータが動いてる歴史的にも古い有名デパートだが、階数もありとにかく広い。朝だけではとても見て廻ることができない。

34丁目の6番街から5番街に向かって、H&Mやオープンしたてのユニクロ、ZARAといったリテイルストアーが軒を並べている。6番街と34丁目のコーナーには、セクシーランジェリーのヴィクトリアズシークレット。

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ここはブラックフライデイに限らずいつも混んでいるが、今日はいつにもまして大繁盛。入り口の扉を見ると、なんと25日の開店時間は夜中の12時だった!!商品は女性用オンリーのはずなのに、カップルはともかく、楽しそうな男性の集団もけっこういる(?)まあ、ここはブラックの男性店員も多いので決まり悪さは感じないのだろう。

victoria

混んでいる割にはめぼしいものがないのですぐに引き上げた。(もしかしたら夜中に特別セールがあったのかも)なお、ビクトリアズシークレットは日本で言う「半期に一度の大セール」をやることがあり、そのときのほうがずっとお買い得。たとえば化粧品では最大75%引きというのもあった。

 さてお次は、「エスプリ」。過去にホノルルのエスプリショップにはまってホテルとショップを一日6回も往復したことがあった。また西海岸のサンフランシスコ郊外にエスプリの大型アウトレットファクトリーがあり、そこでもヤマのように買い物をした経験もあり。最近は、ダフィーやDSWなどディスカウントストアーでの買い物が多く、こういったリテイルストアーを覗くことはあまりなかった。

ところが-。

Black Friday 50% off (450x300).jpg

「正午まではお店の中の全商品が半額」。という宣伝文句に踊らされ、ついつい中へはいってしまった。どのお店もセールの対象品は、奥の1箇所のコーナーにまとめられているのが常。季節はずれや売れ残りモノがほとんどなのだが、今日はお店全体、すなわち新入荷品まで半額なのだ!!というわけで、「お金は使わない」つもりで家を出た私が、すでにここでグレーのセーターとデザイン柄タイツのために40ドル費やしてしまった。まあ、逆に言えば40ドル得をしたわけでもあるけど。お隣のバナナリパブリックも朝だけ全商品40%割引というのをやっているけど、もう中にははいらないゾ。

さて今年のニューヨークのブラックフライデイ。不況なのに10%増の買い物客と予想しているらしいが、この「増」は中国からの買い物客を見込んでのことのようだ。ほんとうに中国マネーはすごい。

最近のニューヨークは一昔前と違いどこもかしこも、中国人買い物客でいっぱい。有名なニューヨーク郊外のアウトレットショッピング、ウッドベリーコモンの「コーチ」では、バッグを一人当たり5個も6個も手にして並んでいる中国人を結構見かけるが、今頃はどんなにすごいことになっているのか。

最後に個人的な感想を一言。ブラックフライデイでは「朝早く」と思って出かけたが、ほんとうにお得なお買い物をするには、どこのお店が何時からオープンするのか、対象はどんなものかあらかじめネットなどでリサーチ。そして当日は夜中に繰り出すのが賢いお買い物作戦と言えるかもしれない。付け加えれば財布の紐を緩めすぎないように--。

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