ペン駅からアムトラックに乗ってみよう

公開日 : 2006年04月13日
最終更新 :
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アメリカ国内の移動手段の主流といえば飛行機。しかし空港へ赴き、到着したらカウンターに並び、その後は厳しいセキュリティーチェック。度重なるフライトの遅れもありと、実にうんざりすることが多い。

飛行機にかわる交通手段として登場するのがアメリカのJRとも呼べるアムトラックだ。マンハッタンのペンシルバニア駅からボストン、ワシントンDCへの旅なら3時間〜3時間半、フィラデルフィアには1時間くらい。42丁目のポートオーソリティーからはバスも出ているが、こちらのほうはもうちょっと時間がかかる。また最近はマンハッタンのチャイナタウンからボストンやDCのチャイナタウンを結ぶ格安バスが出ているらしいが、安全面での議論もあり実態は定かではない。

そんなわけで私のお勧めは何といってもアムトラック。日本の列車よりいくぶん大型でコーチとよばれる普通車も内部のつくりはゆったりとしている。お弁当売りが来るわけではないが食堂車もあり、スナックやサンドイッチ、コーヒーなどのドリンク類を揃えている。

気になる運賃だがノーマルだと、ワシントンDCの往復で200ドルくらい(時間帯にもよる)。これだとバスに比べて割高に思われるかもしれないが、アムトラックでは外国人用にパスを用意していて、日本のパスポートさへあれば東部3日間乗り放題で105ドルという恩恵に預かれる(5日間、7日間パスもあり)。このパスはJTBのルックアメリカンツアーなどで購入できるのでサイトをチェックしてみよう。(普通車のみ。特急のメトロライナーやアセラはビジネスクラス以上なので乗車できない)

乗車はいたって簡単。ホームに入る前にタイムボードに自分の乗る列車番号を確かめ、そのゲート(駅のホーム)ナンバーが表示されたら、直ちに向かう(ゲートが決められるのはだいたい出発の5分から15分ほど前)。

最近ではセキリュティーのためかホームに下りる前も係員が切符をチェックする(昔は見送りの人もホームまで行くことができた)。列車は自由席なのでどこに座ってもよいが、車掌さんが切符をチェックし、その乗客がどこ行きかを示す小片のメモを上方の棚部分に挟むので、席を移動する場合は、それを抜き取り新しい席に差し替えなければならない。

(写真はワシントンDCのユニオンステーションに到着したアムトラック普通列車。)

ルックアメリカンツアー: http://www.jtbusa.com/look/cpn/index.asp

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