クロウフィッシュボイルパーティ

公開日 : 2010年04月23日
最終更新 :

ニューオリンズでは、冬が終わり暖かくなり始める1月の末くらいから暑くなりすぎる5月くらいまで、クロウフィッシュのシーズンです。

クロウフィッシュとは、ザリガニのことです。

ニューオリンズのレストランでは通年クロウフィッシュを使った料理を楽しめますが、本格的なシーズンは春。この時期になると、クロウフィッシュボイルといって、大量のザリガニを巨大な鍋で真っ赤なスパイスで茹でて味わう料理が楽しめます。

南部料理を扱うレストランでも注文できますが、地元っ子は週末に友人を招いて、庭先でクロウフィッシュボイルパーティをすることが多いです。学校やコミュニティで行うこともあります。

私も先日、ご近所の友人に招かれて行って来ました!

クロウフィッシュ自体は、こちらに越して来てから何度かレストランでサラダのトッピングとして乗っていたり、オムレツの具になっていたりするものを試したことがありますが、クロウフィッシュボイルは初めて。

早めに参上して、一部始終を見学してきました。

まずは、人間の子供が楽に入れそうなお鍋にお湯を沸かし、真っ赤なスパイスを投入します。このスパイスは赤いカイエンペッパーやその他いろいろなスパイスが混じっていて、お店でもクロウフィッシュボイル用に売っています。

レモンやニンニク、タマネギなどを切れ目をつけて丸ごと投入、なんともワイルドです。

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釜茹でにされるのを待っているザリガニたち。

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今年は冬が寒かったので育成が遅かったそうですが、その分まるま太って大きなザリガニが多くとれるようで、こんなにでっかい!

今回は40パウンド(約18キロ)用意!

ザリガニに泥を吐かせる為に、塩水に浸けます。水が汚れなくなるまで、何回か水を取り替えます。死んでしまっているザリガニは排除して、泥を吐き終わったら、まずは半分お鍋に投入します。

ポテトやコーン、エビなど一緒にいれる具材もネットに入れて投入します。

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お鍋が再沸騰したら火を止めて、20分程度放置して火を通して、できあがり!

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お野菜たちやザリガニを大きなバットにあけて少しさましたら、皆で手づかみでいただきます。

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しっぽをクルっと廻してひねりとり、殻をとるとプリップリの身が出て来ます。スパイスが効いていてピリっとする辛さと、甘みのある身の味がマッチしてとっても美味しくて止まらなくなります。頭のところの味噌も忘れずに。

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みんな夢中になり、無言で食べてしまいます。お野菜もスパイスとザリガニの出汁が効いて、とっても良いお味。白いご飯が欲しくなったのは私だけではないはず。

ザリガニってもっと泥臭いイメージだったのですが、スパイスのせいか、フレッシュなせいか、全然泥臭くありません。

そうこうしている間に、鍋奉行が再度投入してくれていた残り半分のザリガニが到着。

お腹いっぱいだったのですが、二回目は少し煮詰まっていたスープで茹でたためか少し濃いめの味になっていて、これまた止まらない!!どんどん手をのばしてしまい、18キロのザリガニを10人程度で食べきってしまいました。

そんなに食べても全然飽きません。各家庭、各パーティでスパイスの調合や茹で方なども違うらしいので、機会があったらまた他の「家庭の味」も試してみたいなぁ、と思います。

シーフードがお好きな方なら、まず間違いなくハマる味です。シーズン中にニューオリンズに来られる方は是非、レストランでちょこっとお試ししてみて頂きたいです。

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