しあわせ回廊 なら瑠璃絵
奈良というところは1月、2月、3月にかけて本当にたくさんの大きな行事やイベントがあります。
特に大きなものを挙げますと、1月は初詣、山焼き、近年に始まった「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐ(ほぐほぐ)まつり」など。
2月には各寺院で節分会(せつぶんえ)が行われ、春日大社では2月の3日に参道の燈籠に火が灯される「万燈籠(まんとうろう)」がとても幻想的な雰囲気を醸し出します。万燈籠は8月のお盆の時期にも開催されますので、またあらためて紹介いたします。(今年は雨天で悲しいことでした)
さて、今回紹介しますのは「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」というイベントです。開催期間は2月8日から2月14日までの1週間です。
回廊とは寺社仏閣の建物や中庭を囲む廊下のことで、境内を「廻る」ための道。「しあわせ」とは、手のひらを合わせて互いのシワとシワを合わせること。古来より日本人は、自然や神仏などの畏れ敬うものに対し目を閉じて、軽くこうべを垂れ合掌してきました。その姿は遥か古代から、今この瞬間も変わらず、奈良の風景にとけ込んでいます。
その風景の中で瑠璃の深い青色は、至上の色として神聖視され、古来よりわれわれ日本人を魅了してきました。春日大社、興福寺、東大寺という奈良を代表する三社寺を幻想的な光の道でつないで、まさにその美しい瑠璃の世界を表現されているのが、このなら瑠璃絵ということです。
公式サイトから一部引用させていただきました
イルミネーションの会場は東大寺や興福寺、春日大社など色々な所で行われていますが、やはりこの奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~が一番のメイン会場。たくさんの鹿ちゃんたちが輝いてお出迎えしてくれます。
幽玄という点では、まだまだ春日大社の万燈籠の方に軍配が上がりますが、伝統を守りながらも現代の若者向けのイベントとしては、結構楽しめると思います。もちろん気だけ若い人も十分に楽しめますが、なにぶん暗いですから足元に十分ご注意ください。
東大寺の南大門の仁王像もライトアップされていますし、なんと!瑠璃絵開催期間中は、大仏様の観相窓も解放されています。お盆や大晦日とは違って、この時間帯は拝観はできずに中門から覗くだけしかできませんが、滅多にないことですから、ぜひこちらも訪れていただきたいと思います。
最終日はは2月14日のバレンタインデーということで、とてもロマンチックな感じがしますが、実は会場である奈良公園は明治13年(1880年)の2月14日に開園されたことにちなんでいるのです。ぜひ皆さまも奈良公園の誕生日をお祝いいながら、この綺麗なイルミネーションの中で、愛を育んでいただければと思います♪
点灯時間は18時から21時までです。
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