イタリア3大歌劇場のひとつ、ナポリのサンカルロ歌劇場

公開日 : 2012年09月20日
最終更新 :

ナポリといえば...青い海にそびえたつヴェズヴィオ火山、海岸沿いの美しい景色と歴史中央区の

伝統ある重々しい教会陣、美味しいピザに深煎りエスプレッソ、そして郷愁的なナポリカンツォーネ。

一度足を踏み入れると、なんとも去り難い街。でもとても住みづらい街。

一言では語れぬこの街の魅力と、時には難点を綴りたいと思います。

初回は何から書こうかな。

迷った結果、やはりサンカルロ歌劇場からスタートしたいと思います。

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ミラノのスカラ座、ローマのオペラ座に並ぶ、イタリア三大歌劇場のひとつであるナポリのサンカルロ歌劇場。

現在も使われている劇場の中では最古です。場内は私がイタリアで入った劇場の中で一番大きいように感じます。

響きもよく、椅子もふかふかして、ホワイエも素敵で、いかにもヨーロッパのテアトロという感じがします。

ナポリ中央駅からR2のバスに乗って最終のバス停です。(循環バスなので注意)

催しのない日は見学で中に入れるようですが、どうせ見学料を払うなら、一番安い席でもいいからオペラやバレーを見るのがおすすめです。

日本でサンカルロのオフィシャルサイトで公演を確認してから日程を合わせてくるといいと思います。

終演は遅いので、劇場前のタクシー乗り場でタクシーを拾って帰ることをおすすめします。

(運転手さんにまず料金を確認すること!)

滞在場所にも寄りますが、夜のナポリはとても危険です。バスには絶対乗らないこと!!

たとえタクシーに少しボラれたとしても、財布ごと盗まれるよりはましです。

良い席はゴッドファーザーの映画の最終シーンのように正装して来る人もいますが、そんなに構えなくても普通の格好で入れます。私は夜が怖いので、カジュアルに行くことが多いです。昔の風習では日曜日の公演は赤を身につけるのがマナーだとか。赤いスカーフのおしゃれなおじいさんなどを見ると伝統が残っていることに微笑ましくなります。

天井が丸く高いガレリアの前に立つ劇場の外観は、その昔馬車が停まっていたことを彷彿させる美しい雰囲気を残しています。すぐ横に王宮があり、その庭からは海をバックにヴェズヴィオ火山が望め、本当に大好きな地区です。

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最近では資金不足なこともありオペラの現代演出が流行っていますが、やはり古典的な演出が

この劇場を引き立てるような気がします。

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なんとこれはモーツァルトの「後宮からの逃走」で使われたシーン

ちなみに、劇場の外にはずっと工事中だった庭があり、今はようやくほとんど工事が終わっています。

港の前のヌオーヴォ城が見渡せて気持ちのよいお庭です。友達の子どもたちと春先にお散歩に行った時の写真です。

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楽しそうにはしゃいでいました。子供連れの方には公演より公園がおすすめですね。

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