初めまして。南京ブログを始めます!

公開日 : 2016年08月31日
最終更新 :
筆者 : ミヤ

初めまして。今回より南京ブログを担当するミヤと申します。これまで中国とは何かと縁があり、今回の南京で5度目の中国滞在です。初めて中国を訪れたのは2004年大学生の時、中国の経済発展に伴い中国の情報が色々なところから耳に入ってくるものの、当時の私がイメージできる中国は天安門と埃っぽい大通りを走る自転車たちだけ。隣の国が何か大きく変わろうとしているのに、具体的なイメージが湧かない。考え始めたら気になって仕方なくなり、留学先として北京を選びました。就職後も中国との縁は続き、何度かの滞在を経て今に至ります。ここ数年は中国を訪れる機会もなかったのですが、昨年より夫が仕事で南京に滞在することになり、私もついて来た次第です。

皆さんは南京にはどの様な印象をお持ちでしょうか。私は、第二次世界大戦の中での「南京」というマイナスの印象だけで、それ以外具体的なイメージは何も持っていませんでした。しかし、実際に暮らしてみると、これが意外にも住み心地が良く、見どころ満載で味のある街なのです。

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市内に多いプラタナスの並木道

南京は、西安・洛陽・北京と並ぶ四大古都と称され、三国時代の呉から中華民国時代まで、かつて何度も都となっています。今でも街の至るところに石の城壁が連なり、郊外の山には明の皇帝や孫文の巨大な陵墓があり、街中では様々な博物館や歴史上の名所に行き当たります。そのような歴史文化の濃厚な香りと誇りが街並みや人々にも脈々と受け継がれている様な気がします。

日本でも奈良や京都、鎌倉など、過去に都であった街は今でも古都ならではの雰囲気がありますが、

それに近いものがあるかもしれません。

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朝天宮。春秋時代から鋳造、兵器製造、景勝地、道教の拠点、大学や軍事法廷の役割等、時代に応じて様々な役割を担って来た場所。

南京は江蘇省の省都で、人口約800万。北京や上海のような大都会とは言えませんが、大都市の一つとは言えるでしょう。街は、中国の他の都市と同様、開発がどんどん進んでおり、近代的なビルが多く立ち並んでいます。

ただ、ここの場合、1928年から1949年まで中華民国の首都であったため、「民国建築」と呼ばれる中洋折衷の建築物が今でも街の至る所に残っています。上海や天津等、他の都市でも見る事はできますが、量・質共に最も保存状態が良いのは南京と言われています。当時としては最先端の建築物だったのでしょうが、現代となっては、民国建築が南京の街にレトロな雰囲気を醸し出してくれています。

また、南京は山・河・湖など豊かな自然に囲まれていて、ちょっと気分転換をしたい時には、

静謐な湖やマイナスイオン溢れる山林、雄大に流れる長江等、市の中心から30分圏内に色々な選択肢があります。

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玄武湖

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長江支流

今回は南京の街全体のイメージを簡単にご紹介致しました。

今後、南京を中心に観光名所、イベント、美味しいもの等、魅力あるものをより詳しくご紹介してゆけたらと思います!次回は、南京への移動方法についてです。

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