マサイマラで朝焼けを

公開日 : 2017年09月27日
最終更新 :

マサイマラ国立保護区はケニアのみならず、アフリカを代表する野生動物の楽園です。毎年7~10月にかけてヌー(ウシカモシカ)のマイグレーション(百万頭単位の季節移動)がやってくると、マサイマラは地平線の彼方まで野生動物で埋め尽くされます。保護区の広さは大阪府ほどで、隣接するタンザニアのセレンゲティ国立公園よりも規模はずっと小さいのですが、その分、野生動物の個体数密度が高く、マイグレーションシーズンに限らず、一年を通して動物サファリには適していることでも知られています。

Mara1.jpg

バッファローの群れ 早朝ゲームドライブにて

このマサイマラ国立保護区の魅力はもちろん、動物サファリなのです。が、しかし、正直なところそこまで動物フリークになり切れないし、ガタガタ道のゲームドライブもちょっと単調、時差ぼけで眠たいし・・・ということもあるはず。かくいう私も動物サファリにはそれほど執着できず、動物サファリよりも海辺がいいと決め込んでいました。この朝焼けを見るまでは。

大雨季に入ったばかりの4月上旬、マサイマラ国立保護区に行ったときのことです。

この時滞在したのは「オロナナ」。このロッジのエキスパート、ミセスMが是非にとお誘いくださり、ご一緒させていただきました。

オロナナはテンティッドロッジ。14室の客室は、マラ川のせせらぎと、ここで暮らすカバたちのおしゃべりが聞こえてくる川岸に立地しています。ロッジ敷地内のキッチンガーデンで収穫されたハーブ類をふんだんに使ったお食事、薫り高いコーヒーやアイスティーが並んだティータイムなど、贅沢で心の篭ったサービスを楽しみました。

Mara2.jpg

前菜のサラダ 胡桃とハーブのドレッシング和え

Mara3.jpg

アフタヌーンティー ホット&アイス コーヒー・紅茶と焼き菓子

オロナナの朝はモーニングコールとともに訪れます。眠い目をこすりながら、熱々のお茶とクッキーをほおばり、ジャケットを羽織って、さあ、ゲームドライブへ、とふと空を見上げると・・・!そのあまりの美しさに息を呑みました。藍色の空に少しずつ紅が差し、やがて全体が茜色に染まっていきます。わずか5分足らずの間の出来事でしたが、繊細で優美な朝焼けに完全にノックアウトされました。

Mara4.jpg
Mara6.jpg

オロナナのダイニングから 

至近距離でライオンを観察するのも、ヌーの河渡りを待つのもマサイマラの楽しみですが、その合間に是非空を眺める時間を作ってください。オロナナ含め最近はWifi完備のロッジも増えてきましたが、スマホ操作はほどほどに、極力お部屋を出て空を見上げること、お勧めします。思いがけない絶景に出会えるかもしれません。

■ Sanctuary Olonana

電話: +254 (0)20 248 7374 (予約担当)

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。